過去ログ - クリスタ「ユミルを好きになるお話」ユミル「ほう」
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34:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/08(土) 22:54:15.59 ID:9xk72eM00
「ない」

「あるって」

「ないね。だって……」

「……だって?」

「私は……」

「ユミル?」

「ああ、くそ……何なんだよ!」

「きゃ……?!」


ユミルは私の体を壁に貼り付けるように押し付けた。それから深呼吸して、


「どうせ明日には忘れてるだろうから言うよ。はっきり言ってやる。私はあんたのことが好きだ。
それどころか、あんたが思ってる以上に私はあんたを私のものにしたいと思ってる。
これまでずっと……我慢してた……それが、私だ。単純で明快だろう? 
分かったか、クリスタ……だから、あんまり私にかまうな……私はそういう気持ちの悪い女だ」


早口にそこまで言い終えた彼女は、私の腕を離した。


「部屋に入ろう。見回りのやつがもうすぐ来る」

「私……私だって」

「…………クリスタ」

「なに?」

「だからと言って、一緒になるつもりはない……なんせ……」

「ユミル?」

「生きている世界が違うんだから……」


彼女は血が出るんじゃないかと心配になるくらい、唇を強く噛んでいた。それを止める間もな


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