過去ログ - ほむら「……革命家の魔法少女?」
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30:1[saga]
2013/06/08(土) 09:31:59.72 ID:rjQebztw0

杏子は黙して“大佐”の口上を聞いていたが、それは憶したが故では無い。
彼女は“大佐”の言葉を耳に入れつつもしかし、冷徹に彼女の隙を窺っていたのだ。
しかし次に“大佐”の口から飛び出した言葉には、流石に杏子も反応を見せざるを得なかった。

大佐「言っておくが、ドアの外に残してきた誰かに期待するのは止めた方が良い」
杏子「!……(ゆまに気付いてたか)」
大佐「その誰かがここに踏み込んで君を助けるよりも、私の動きの方が速い。これは間違いない」
杏子「……」
大佐「……」

互いに黙し、暫時睨み合う。
再びやって来た張り詰めた沈黙の時間は、今度は短かった。

杏子「……はぁ」

不意に杏子が睨むのを止め、肩を竦めながら溜息を吐いた。
殺気は、嘘の様に雲散霧消していた。
杏子の殺気が消えたのを受けて、“大佐”の殺気もまた同様に消えた。
銃を下ろし、笑みも、普段の人好きのするようなものへと戻った。

そして二人揃って魔法少女の姿から、普段の姿へと戻った。



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