過去ログ - 暁美ほむらと、もう一人の時間遡行者
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12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/07(金) 23:33:49.37 ID:VMzffExAO

取り敢えず、今欲しいのは彼女が時間遡行者だという証拠。
郷愁にも似た過去への思いを払い、少女に尋ねる。


「あなたは、自分が時間遡行者だという事を証明できる?」


少女は私の問いに頷いてみせた。

そうして乳白色のソウルジェムを取り出した少女は、目で変身してもいいかと語りかけてくる。


私はそれに頷いてみせた。
見知らぬ魔法少女に対して、ある程度の経験を積んだ魔法少女ならば絶対にしない選択。


「君は、変身しないのかい?」

「ええ、あなたを信じてみる事にしたのよ」

「……驚いたよ。君は、もっと難しい人だと思っていたからね」


少女の乏しい表情は、確かに驚いているようだったが、同時に信頼を得られたと思って安心してる様でもあった。


「私の事、色々知ってるみたいね」

「も、勿論だよ。君を、君達を救う事が僕の使命なんだから、色々と調べたんだよ」

「そう」


少女は明らかに何かを隠している様子だったが、それを指摘しないでいるとほっと胸を撫で下ろした。
無表情な癖に、考えを隠すのは下手らしい。





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