過去ログ - 暁美ほむらと、もう一人の時間遡行者
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4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/07(金) 23:17:57.68 ID:VMzffExAO

今日は退院日。

折角退院するというのに、空はどんよりと曇り、今にも雨が降りだしそうで。
始まりがこれというのは、些か気が重くなった。


身軽な身体になると、病院を出てまず最初にすべき事へと向かう。


黒猫のエイミー。
ただの子猫を救うために、あの子はあっさりと契約してしまう。

故にループして最初に行うのはこの猫の保護。


何時もエイミーが居る場所に着く頃には、雨が降りだしていた。
……傘を買っておくんだったわ。


降りしきる雨の中、建物の影で蠢いた人影に立ち止まる。

ここに人が居るというのは、私の記憶が正しければ今までのループでは一度もない。


もしかして、まどか?


私に気付いたのか、暗がりから姿を見せた人影は期待した人物ではなく、初めて出会う少女。

その腕に黒猫を抱き、雨に濡れるのも気にせずに穏やかな笑みを浮かべた少女はゆっくりと口を開き言った。


「暁美ほむら、君を救いに来た」





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