過去ログ - 暁美ほむらと、もう一人の時間遡行者
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47:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/08(土) 23:40:34.07 ID:RbO7Y6vAO
  
 危機は去った。 
 そう思ったのであろうまどかが、真っ先に口を開いた。 
  
  
 「あ、あの、この子、怪我してて」 
  
 「あなた、キュゥべえを助けてくれたのね。ありがとう、その子は私の大切なお友達なの」 
  
  
 巴マミはそう言って、インキュベーターに治癒魔法をかける。 
  
 みるみる傷が治っていく様子に、二人は目を丸くして驚いていた。 
  
  
 「助かったよ、マミ」 
  
  
 立ち上がったそれは、怪我など微塵も感じさせぬ動きで巴マミの肩に飛び乗る。 
  
 ああ、腹立たしい。 
  
 この巴マミとの偽りの信頼関係が何度障害となったか、考えるだけでうんざりする。 
  
  
 「この二人に色々と説明したい所だけど、僕はそれよりも気になることがあるよ」 
  
  
 深紅の瞳が、私に向けられた。 
  
  
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