過去ログ - 暁美ほむらと、もう一人の時間遡行者
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80:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/09(日) 23:41:38.90 ID:KU+0TEgAO
「シロ?」
何度目かの呼び掛けで、漸く思考の旅から帰ってきたシロは、ハッとした顔で私を見詰めてきた。
「ううん、大丈夫、何でもないよ。その作戦で、きっと上手くいく。
ただ、インキュベーターと遭遇したら怪しまれるだろうから、インキュベーターとの接触は避けたい。
幸い彼の一ヶ月の行動パターンは知っているから、日程は僕が決めていいかい?」
「そう……分かったわ。日取りはあなたに任せる」
それきりシロは沈黙し、じっと何かを考えている様子だった。
これは予想に過ぎないが、恐らくは私が彼女と出会い、彼女の利用を考えた事で彼女の知る一ヶ月とは異なるものに変化したのだろう。
私も最初の頃はそういった変化に戸惑っていたっけ……。
その日は特に会話も無く、今までのループの様にただ静かな夜が過ぎていった。
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