127: ◆1tBDHI3yRAXR
2013/06/13(木) 21:25:50.94 ID:ZWKBIbP80
水色の布地に様々な花を散りばめた着物。
両手に集めた紅葉は、不思議なコントラストを醸し出していて、そんな千枝ちゃんの姿に、わたくしは知らず知らずの内に息を飲んでいました。
…………それからというもの。
『ん……もしかして千枝、寝てましたか?』
千枝ちゃんの何気ない仕草に。
『桃華ちゃんっ、クッキー作ってきてみました!』
千枝ちゃんの何気ない行動に。
『桃華ちゃんといっしょだと頑張れますっ!』
千枝ちゃんの何気ない言葉に。
わたくしの胸の鼓動は速まるばかり。
『桃華ちゃん?』
『これが……そうなんですわね……』
そうしてわたくしは、千枝ちゃんへの恋心を自覚したのでした。
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