過去ログ - 八幡「徒然なるままに、その日暮らし」
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155: ◆/op1LdelRE[saga]
2013/06/16(日) 23:58:11.71 ID:m6/l0qGM0
「でも、何もしてないってことはないよ」
「いや、実際そうだし」
「ううん、ちゃんとあたしのことを見ててくれたじゃん」
「見てただけだけどな」
「それが、大事なんだよ」

 そう言って一度微笑んでから、由比ヶ浜は視線を反対側に向けた。
見ると、咲き誇る金木犀の花が、道に沿ってずっと先まで続いている。
小さなオレンジ色の花がずらりと並ぶその光景は、それなりに壮観だった。

 とは言え、俺は別に花を愛でる趣味はないので、すぐに視線を戻したけれど。
何となく手元を見下ろせば、帰り際に雪ノ下に手渡された紙袋がある。
小町に、と渡してくれたお土産だ。



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