過去ログ - 八幡「徒然なるままに、その日暮らし」
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260: ◆/op1LdelRE[saga]
2013/06/29(土) 22:29:57.45 ID:DC09rvNV0
 並みの人間では、この空気の中で下手な発言などできないだろう。
実際もう、さっきまで陽乃さんに熱い視線を送っていた男たちの気配もなくなってしまっていた。
危険を察知して逃げたか、我関せずと意識を逸らしているか。
興味はあれど、生存本能には逆らえないのだろう。
その気持ちは痛いほど分かる。俺だって同じ立場なら速攻で逃げるし。

 だが、雪ノ下と今相対しているのは並みの人間ではないわけで。
陽乃さんはというと、俺と雪ノ下を交互に見やりながら、向けられる氷点下の視線を涼しげに流しつつ、変わらずにこにこ笑っていた。
動揺の色など微塵もなく、むしろ楽しそうに言葉を返している。



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