過去ログ - 八幡「徒然なるままに、その日暮らし」
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366: ◆/op1LdelRE[saga]
2013/07/16(火) 00:54:09.01 ID:awuWAcgF0
「ま、まぁそう思うのも当然と言えば当然のことかしら、あなたもたまにはまともな事を言うのね。えぇそうよ、確かにこの髪は私の数多い美点の中でも特に自分でも気に入っている部分だわ。そのせいで余計な苦労を背負うこともあったくらいだもの。そう、周囲の嫉妬の対象としてね。もちろん学校の他の女子の中にも髪のきれいな子は少なからずいたけれど、当然ながら私と並んでなお誇れる程の美麗さを備えていた人なんていなかったわ。あとはお決まりのパターンね、みんな必死で私を引きずり降ろそうとしていたものよ、もちろん私が負けることなんてなかったけれど。それにしても、誰も彼も私の髪を持って生まれたもののように言ってくるのは腹立たしかったわ。私がどれほどその手入れに心を砕いてきたか、どれほど時間と熱意を注いでいるかをまるで理解しようともしないのだから。あそこまで行くと最早愚かしさを通り越して憐みすら抱いてしまうわね。人を妬む前にどうして自分を高めようという努力ができないのかしら。そもそも――」
「ちょっと痛いって、待て待て待て、それ以上は止めて、禿げちゃうから、十円禿げとかマジ勘弁だから」



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