過去ログ - 八幡「徒然なるままに、その日暮らし」
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463: ◆/op1LdelRE[saga]
2013/08/04(日) 23:11:41.20 ID:8xV2Qvod0

 出来栄えに納得したのか、満足げに頷く小町。
今日の所はウサギで良かったらしい。
いや本気でネコ型にしろとか言われてもどうしようもないけど。
そうしてテーブルに皿を並べた後、向かい合って席に着く。
以下略



464: ◆/op1LdelRE[saga]
2013/08/04(日) 23:17:55.36 ID:8xV2Qvod0

「美味って、もうちょっと頑張ったら美妹になるよね」
「おい脈絡無さ過ぎだろ、何の話だよ、つーか何を頑張るんだよ」
「もう、分かってるくせに」
「いや全然」
以下略



465: ◆/op1LdelRE[saga]
2013/08/04(日) 23:22:51.17 ID:8xV2Qvod0

 ちらと返した視線から、そんな俺の思考の全てを察したかのように、小町はにへっと相好を崩す。
何この可愛い生き物。朝も早くからこんな幸せな気分になると反動が怖いぞ。
しかし、何でこいつは俺の目を見ただけで考えてることが分かるんだろうか。
あるいは俺が分かり易過ぎるだけだったり? 謎だ。
以下略



466: ◆/op1LdelRE[saga]
2013/08/04(日) 23:29:09.68 ID:8xV2Qvod0

 そんなまったりした気分でソファでくつろぎながらスマホを弄っていると、洗濯を終えた小町が隣に腰掛けてきた。
交代制で、今日は小町の当番だったのだ。
ちょっと疲れたのか、そのままぽすっと俺の肩にもたれかかってくる。
普段なら文句の一つも口にするところだけど、さすがにそれはあんまりな仕打ちだと思ったので、されるがままに任せておく。
以下略



467: ◆/op1LdelRE[saga]
2013/08/04(日) 23:35:38.27 ID:8xV2Qvod0

 にぱっと笑顔になりながら頷く小町。
ホント女子って甘い物好きだよな、いや俺も嫌いじゃないけどさ。
一度小町の頭を撫でてやってから、立ち上がって台所へ向かう。
その後ろをとてとてと小町もついてきた。
以下略



468: ◆/op1LdelRE[saga]
2013/08/04(日) 23:41:30.44 ID:8xV2Qvod0

「何食べよっかなー」
「昼もあんだし、一個にしとけよ」
「だいじょぶだいじょぶ、分かってるって。小町だってお兄ちゃん好みのスタイルを維持する為に毎日気を遣ってるんだから。あ、これ小町的にポイント高いかも」
「そうだな、それ言わなかったら高かったかもな」
以下略



469: ◆/op1LdelRE[saga]
2013/08/04(日) 23:49:06.04 ID:8xV2Qvod0

「むー。よし、今日はゴールデンチョコレートにしよう」
「俺Dポップな」
「また……お兄ちゃん相変わらずセコいよね」
「セコいとか言うな、色々楽しめてお得だろうが」
以下略



470: ◆/op1LdelRE[saga]
2013/08/04(日) 23:56:02.30 ID:8xV2Qvod0

「じゃあいただきまーす」

 言うなり、ゴールデンチョコレートを一口その小さな口に放り込む小町。
咀嚼する内にみるみるその表情が緩み、実に幸せそうである。
以下略



471: ◆/op1LdelRE[saga]
2013/08/05(月) 00:05:32.03 ID:/R+RLZ3m0

「どしたのお兄ちゃん、何か難しい顔してるけど。いつも以上に目が澱んでるよ」
「一言余計だ。まぁ大したことじゃねぇよ、昨日言われたこととかちょっと思い出しただけだ」
「ん? あー、そういえば昨日何かお説教されてたね」

以下略



472: ◆/op1LdelRE[saga]
2013/08/05(月) 00:12:48.97 ID:/R+RLZ3m0

「理系科目がこのままだったら小遣い減らされんだってさ」
「えぇっ、ヒモのお兄ちゃんからお小遣い取り上げるなんて、そんなひどい」
「お前の認識の方がひどいよ」

以下略



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