過去ログ - 八幡「徒然なるままに、その日暮らし」
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468: ◆/op1LdelRE[saga]
2013/08/04(日) 23:41:30.44 ID:8xV2Qvod0

「何食べよっかなー」
「昼もあんだし、一個にしとけよ」
「だいじょぶだいじょぶ、分かってるって。小町だってお兄ちゃん好みのスタイルを維持する為に毎日気を遣ってるんだから。あ、これ小町的にポイント高いかも」
「そうだな、それ言わなかったら高かったかもな」
以下略



469: ◆/op1LdelRE[saga]
2013/08/04(日) 23:49:06.04 ID:8xV2Qvod0

「むー。よし、今日はゴールデンチョコレートにしよう」
「俺Dポップな」
「また……お兄ちゃん相変わらずセコいよね」
「セコいとか言うな、色々楽しめてお得だろうが」
以下略



470: ◆/op1LdelRE[saga]
2013/08/04(日) 23:56:02.30 ID:8xV2Qvod0

「じゃあいただきまーす」

 言うなり、ゴールデンチョコレートを一口その小さな口に放り込む小町。
咀嚼する内にみるみるその表情が緩み、実に幸せそうである。
以下略



471: ◆/op1LdelRE[saga]
2013/08/05(月) 00:05:32.03 ID:/R+RLZ3m0

「どしたのお兄ちゃん、何か難しい顔してるけど。いつも以上に目が澱んでるよ」
「一言余計だ。まぁ大したことじゃねぇよ、昨日言われたこととかちょっと思い出しただけだ」
「ん? あー、そういえば昨日何かお説教されてたね」

以下略



472: ◆/op1LdelRE[saga]
2013/08/05(月) 00:12:48.97 ID:/R+RLZ3m0

「理系科目がこのままだったら小遣い減らされんだってさ」
「えぇっ、ヒモのお兄ちゃんからお小遣い取り上げるなんて、そんなひどい」
「お前の認識の方がひどいよ」

以下略



473: ◆/op1LdelRE[saga]
2013/08/05(月) 00:18:58.92 ID:/R+RLZ3m0

「まぁ冗談はおいといて。でもじゃあ勉強するしかないよね」
「やる気が起きん。というかやっても出来ないの分かってるし。もう諦めてるよ」
「早っ、諦めるの早過ぎるよ、もっと頑張ろうよ、お兄ちゃんはやれば出来る子でしょ」
「“やれば出来る子”って言葉はさぁ、その後に“でもやらない子”って主張が隠れてると思うんだよな」
以下略



474: ◆/op1LdelRE[saga]
2013/08/05(月) 00:25:51.22 ID:/R+RLZ3m0

「んー、じゃあさ、誰かに教えてもらえば?」
「ばっかお前、俺に勉強を教えてくれるような知り合いがいるとでも思ってんのかよ」
「そんな自信満々に断言しないでよ、妹として悲しくなっちゃうでしょ」
「いいんだよ、小町がいてくれれば俺はそれで十分だから」
以下略



475: ◆/op1LdelRE[saga]
2013/08/05(月) 00:35:13.57 ID:/R+RLZ3m0

「話戻すよ。でも実際ほら、たくさんいるじゃない、教えてくれそうな人」
「例えば誰だよ」
「まず平塚先生とかー」
「却下だ。平塚先生は国語教師だし、そもそもあの人とマンツーマンとか身の危険が大き過ぎるわ」
以下略



476: ◆/op1LdelRE[saga]
2013/08/05(月) 00:42:22.08 ID:/R+RLZ3m0

「それじゃ戸塚さんとか」
「戸塚というのは魅力的な案だけど、迷惑かけたくないし格好悪い所見せたくないし、残念ながら無しだな」
「ここでそんな理由聞きたくなかったなぁ。他にっていうと結衣さんは?」
「はっ、それこそ話にならんわ、由比ヶ浜なんて俺と同レベルかちょっと上程度だぞ?」
以下略



477: ◆/op1LdelRE[saga]
2013/08/05(月) 00:50:43.22 ID:/R+RLZ3m0

「雪乃って何!? 何なのお兄ちゃん、何で雪乃!? 何が雪乃!? どう雪乃!? っていうか如何な心境の変化がそこに!? 小町の知らない所でどんなドラマが展開してたのさっ! プリーズテルミー!」
「ちょ、ちょっと待て、少し落ち着けって小町」

 怒涛の勢いに圧倒されかけながら、なだめようと試みる。
以下略



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