過去ログ - 八幡「徒然なるままに、その日暮らし」
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472: ◆/op1LdelRE[saga]
2013/08/05(月) 00:12:48.97 ID:/R+RLZ3m0

「理系科目がこのままだったら小遣い減らされんだってさ」
「えぇっ、ヒモのお兄ちゃんからお小遣い取り上げるなんて、そんなひどい」
「お前の認識の方がひどいよ」

以下略



473: ◆/op1LdelRE[saga]
2013/08/05(月) 00:18:58.92 ID:/R+RLZ3m0

「まぁ冗談はおいといて。でもじゃあ勉強するしかないよね」
「やる気が起きん。というかやっても出来ないの分かってるし。もう諦めてるよ」
「早っ、諦めるの早過ぎるよ、もっと頑張ろうよ、お兄ちゃんはやれば出来る子でしょ」
「“やれば出来る子”って言葉はさぁ、その後に“でもやらない子”って主張が隠れてると思うんだよな」
以下略



474: ◆/op1LdelRE[saga]
2013/08/05(月) 00:25:51.22 ID:/R+RLZ3m0

「んー、じゃあさ、誰かに教えてもらえば?」
「ばっかお前、俺に勉強を教えてくれるような知り合いがいるとでも思ってんのかよ」
「そんな自信満々に断言しないでよ、妹として悲しくなっちゃうでしょ」
「いいんだよ、小町がいてくれれば俺はそれで十分だから」
以下略



475: ◆/op1LdelRE[saga]
2013/08/05(月) 00:35:13.57 ID:/R+RLZ3m0

「話戻すよ。でも実際ほら、たくさんいるじゃない、教えてくれそうな人」
「例えば誰だよ」
「まず平塚先生とかー」
「却下だ。平塚先生は国語教師だし、そもそもあの人とマンツーマンとか身の危険が大き過ぎるわ」
以下略



476: ◆/op1LdelRE[saga]
2013/08/05(月) 00:42:22.08 ID:/R+RLZ3m0

「それじゃ戸塚さんとか」
「戸塚というのは魅力的な案だけど、迷惑かけたくないし格好悪い所見せたくないし、残念ながら無しだな」
「ここでそんな理由聞きたくなかったなぁ。他にっていうと結衣さんは?」
「はっ、それこそ話にならんわ、由比ヶ浜なんて俺と同レベルかちょっと上程度だぞ?」
以下略



477: ◆/op1LdelRE[saga]
2013/08/05(月) 00:50:43.22 ID:/R+RLZ3m0

「雪乃って何!? 何なのお兄ちゃん、何で雪乃!? 何が雪乃!? どう雪乃!? っていうか如何な心境の変化がそこに!? 小町の知らない所でどんなドラマが展開してたのさっ! プリーズテルミー!」
「ちょ、ちょっと待て、少し落ち着けって小町」

 怒涛の勢いに圧倒されかけながら、なだめようと試みる。
以下略



478: ◆/op1LdelRE[saga]
2013/08/05(月) 01:00:23.41 ID:/R+RLZ3m0

 むぐっと捲し立てていた口が閉じられた。
食べてる時は喋っではいけませんなんて行儀の基本も基本である。
きちんと教育が行き届いてる小町は当然それを守るのだ。良い子で本当に良かった。
小町はもぐもぐと咀嚼して、ごくんと飲み込んで。
以下略



479: ◆/op1LdelRE[saga]
2013/08/05(月) 01:14:54.75 ID:/R+RLZ3m0

 というか、そんな餌を待つ燕のヒナみたいなことされても。
ちらちらとこちらを窺う小町。
参った……そんな期待するような目を向けられてしまえば、逆らうことなんてできるわけもない。

以下略



480: ◆/op1LdelRE[saga]
2013/08/05(月) 01:23:34.35 ID:/R+RLZ3m0

 まぁいつものことである。
いやむしろ誤差の範囲と言うべきかもしれない。
小町が落ち着いたのならオールオーケーだ。

以下略



481: ◆/op1LdelRE[sage]
2013/08/05(月) 01:26:22.97 ID:/R+RLZ3m0
ちょっとすいません。
今日はここまでということで。
またある程度まとまったら上げてきますのでよろしくです。

まさかのあーしさん表紙に驚愕。
以下略



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