過去ログ - 八幡「徒然なるままに、その日暮らし」
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519: ◆/op1LdelRE[saga]
2013/08/12(月) 00:49:40.20 ID:SPW+jQqi0

「うわー、何か難しそう、高校生になったら小町もこんなのやんなきゃダメなんだね、ちょい憂鬱」
「お前さ、現在進行形でそれを俺にやらせようとしてるってこと忘れてないか?」
「それはそれ、これはこれ」

以下略



520: ◆/op1LdelRE[saga]
2013/08/12(月) 00:53:32.05 ID:SPW+jQqi0

「もういいや、とりあえず薄いのを一冊買ってそれで勉強するってことで」
「何か適当だなぁ。それで大丈夫?」
「赤点脱出くらいなら何とかなるだろ」
「まぁそれもそっか、少しでもやり易い方がいいよね」
以下略



521: ◆/op1LdelRE[saga]
2013/08/12(月) 00:57:26.40 ID:SPW+jQqi0

「ちゃんと買えた?」
「おい、初めてのお使いじゃないんだから。買えんわけないだろ。俺を何歳児だと思ってんだ?」
「もー、すぐそうやって話の腰折るんだから。そこは素直に買えたって返してくれればいいの」
「めんどいなぁ。んで、とりあえず用は済ませたけど、飯はどうすんだ?」
以下略



522: ◆/op1LdelRE[saga]
2013/08/12(月) 01:05:13.01 ID:SPW+jQqi0

「ったく、どいつもこいつも休みってーと外に出てきやがって。暇人ばっかりか」
「いや小町たちも一緒でしょ」
「なぁ、もう帰るってことでいいんじゃね? 買う物買ったしさ」
「えー、ダメだよ、せっかく二人でお出かけしてるのに。もう、そういうの女の子とのデートの時にしちゃ絶対ダメだからね」
以下略



523: ◆/op1LdelRE[saga]
2013/08/12(月) 01:10:28.42 ID:SPW+jQqi0

「まぁ帰るのは無しにしても、じゃあ昼はどうすんだ?」
「んー、そだねー。できればCafeがいいんだけどなぁ、ちょい難しそう」
「だから何で今日のお前はそうやってちょくちょくネイティブっぽくなるんだよ。何? その無駄に良い発音は何かのブームなの? 俺の知らない所で千葉に何が起きてるの?」
「まぁまぁ、何か今日はそういう気分なんだよ」
以下略



524: ◆/op1LdelRE[saga]
2013/08/12(月) 01:15:07.07 ID:SPW+jQqi0

「でも参ったね、どこもいっぱいだよ」
「じゃあ、どっかで大人しく待つか?」
「んー、でもきっとどっか空いてる所が……お?」

以下略



525: ◆/op1LdelRE[saga]
2013/08/12(月) 01:18:17.75 ID:SPW+jQqi0

 よく見ると、小町が示したそこは何故かそこまで混んでなさそうに見える。
より正確には、不自然に空席があるように見えると言うべきか。
休日の昼時のファーストフード店だというのに。

以下略



526: ◆/op1LdelRE[saga]
2013/08/12(月) 01:22:31.73 ID:SPW+jQqi0

「ね、結構空いてるし、あそこにしようよ」
「いや確かに空いてるけどさ、何か不自然じゃね?」
「へ? そっかな? 単にあのお店が人気ないってだけじゃない?」
「いや、それはそれでどうなんだって気もするけど。そんな店で食いたいかって点で」
以下略



527: ◆/op1LdelRE[saga]
2013/08/12(月) 01:26:57.96 ID:SPW+jQqi0

 こういう悪い方向の予感って大抵当たるんだよなぁ。
休みの日に、それも小町が一緒の時にそういうのとかマジで嫌なんだけど。
という意思をこめた視線を送ってみるも、小町には届かなかったらしく、ぐいぐいと俺を引っ張って店へ連れて行こうとする。
ちょっ、Wait a minute! あ、伝染っちゃった。
以下略



528: ◆/op1LdelRE[saga]
2013/08/12(月) 01:30:44.88 ID:SPW+jQqi0

 言い募る俺を一蹴してカウンターへ向かう小町。
そこで笑顔のお姉さんと目が合ってしまう――あぁ、これじゃもう逃げられない。
さすがに俺も観念して、小町と一緒にメニューを見て、適当なセットを選ぶ。

以下略



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