過去ログ - 八幡「徒然なるままに、その日暮らし」
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562:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/08/18(日) 01:09:20.51 ID:V4EVeiyD0
人体発火、限界を超えてか


563: ◆/op1LdelRE[saga]
2013/08/18(日) 01:11:45.44 ID:nxIYfuOa0

 しかし何でそんなに意味深に煽るかなぁ、小町も。
いつだってしわ寄せは俺に来るんで止めてほしいんだけど。

 俺の心中を他所に、材木座は憤懣遣る方無いとばかりに地団駄を踏みつつ涙目になっていた。
以下略



564: ◆/op1LdelRE[saga]
2013/08/18(日) 01:17:21.77 ID:nxIYfuOa0

「このうなぎり者めっ! 惨めにフラれて路頭に迷え! ちくしょう、八幡なんかもう知らん! 二度とゲーセンに誘ってやらんからな!」
「裏切り者な。あと別に誘ってほしいって頼んだ覚えないから」

 捨て台詞を残して、だっと駆け出す材木座。
以下略



565: ◆/op1LdelRE[saga]
2013/08/18(日) 01:23:19.79 ID:nxIYfuOa0

「……」
「ん? どしたの? お兄ちゃん」

 ちらと小町にジト目を向けると、何らやましい所はありませんと言わんばかりの無垢な笑顔を返された。
以下略



566: ◆/op1LdelRE[saga]
2013/08/18(日) 01:28:08.10 ID:nxIYfuOa0

「どしたのじゃねぇよ、あいつ絶対変な勘違いしてんぞ」
「小町的には勘違いじゃないと思ってるんだけどなー、ていうか嘘は一つも言ってないし」
「だから……はぁ、まぁいいか、材木座なら大丈夫だろうし。でも他の奴にはそういうこと言うなよ?」
「えー? なんでー?」
以下略



567: ◆/op1LdelRE[saga]
2013/08/18(日) 01:32:29.13 ID:nxIYfuOa0

「なんでも何もないだろ、そもそも雪ノ下とデートとかしてないんだって。あれは買い物に仕方なしに付き合わされたってだけでさ」
「いやそれこそ無いでしょ。あの雪乃さんが仕方なしで誰かを連れ回したりとかすると思う?」
「そりゃ、まぁそうかもしれんけど――でも状況によるだろ、そういうのって。道に迷ったりとか困ってる時なら嫌々でも」
「だからぁ、雪乃さんが嫌々誰かと一緒に行動なんてするわけないじゃん。本当に嫌なら一人で苦労する方を選ぶでしょ、雪乃さんなら。大体お兄ちゃんが付き合わされたって言うってことは、誘ったのは雪乃さんの方なんでしょ? つまりはそういうことなんだよ」
以下略



568: ◆/op1LdelRE[saga]
2013/08/18(日) 01:34:59.26 ID:nxIYfuOa0

「ホントお兄ちゃんってどうしようもないよね、何でそんな朴念仁なの?」
「さり気なく兄をディスるのは止めろっての。つーかお前、最近雪ノ下の影響受け過ぎだろ」
「とにかく! お兄ちゃんはもうちょっと人の言葉を素直に受け取るべきなのです」
「はぁ」
以下略



569: ◆/op1LdelRE[saga]
2013/08/18(日) 01:38:36.82 ID:nxIYfuOa0

「むぅ、何か気の無い返事だし」
「信じる者がバカを見るこの世界で、そんな素直になれとか言われてもなぁ」
「だから捻くれ過ぎだって、もう。そんな誰彼構わず信じろなんて言ってないでしょ。ただ雪乃さんの言うことは信じなきゃダメだよって言ってるの」
「いや、そりゃまぁ雪ノ下のことを疑う気なんてないけどさ」
以下略



570: ◆/op1LdelRE[saga]
2013/08/18(日) 01:42:22.58 ID:nxIYfuOa0

「ふーん……それならまぁ、今はそれで良しとしておくね」
「だから何でそんな上から目線なんだよ」

 俺の目をじっと覗き込んでいた小町だったが、少しして満足げに頷いた。
以下略



571: ◆/op1LdelRE[saga]
2013/08/18(日) 01:46:37.87 ID:nxIYfuOa0

「とにかく他の奴には喋らないでくれよ、本当に」
「大丈夫だって、お兄ちゃんを困らせるようなことはしないから」
「何か引っかかるけど……まぁいいや。じゃあ小町、そろそろ帰ろうぜ」
「はい? 何言ってるのお兄ちゃん、これで帰っちゃうなんて勿体ないじゃん、却下だよ却下」
以下略



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