過去ログ - 八幡「徒然なるままに、その日暮らし」
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◆/op1LdelRE
[saga]
2013/08/26(月) 00:01:21.07 ID:Rsq1aSwH0
突然、小町が大げさに驚きの声を上げる。
思わず身体がびくっとなってしまった。
なんだなんだ?
以下略
606
:
◆/op1LdelRE
[saga]
2013/08/26(月) 00:07:22.17 ID:Rsq1aSwH0
「おぉっと着信だよ! 何かな何かなっと。はいはーい……え? 何? すぐ来てほしいって、しょうがないなー、じゃあちょっと待っててね、今から行くから」
ぴっと口に出しながら携帯のボタンを押して、俺たちに向かって敬礼してくる小町。
突然始まった寸劇に、俺も雪ノ下も言葉を挟めないでいた。
以下略
607
:
◆/op1LdelRE
[saga]
2013/08/26(月) 00:11:57.86 ID:Rsq1aSwH0
慌てて突っ込みを入れてみたけれど、時既に遅し。
それこそくるくると回り出しそうな程のご機嫌な勢いで、小町はあっという間に人混みの中へと消えて行った。
動き速ぇ。雑踏に気配なく溶け込むのがぼっちの特技とはいえ、さすがに次世代ハイブリッドとなると洗練されてるぜ、と変な所で感心してしまう。
以下略
608
:
◆/op1LdelRE
[saga]
2013/08/26(月) 00:17:03.00 ID:Rsq1aSwH0
「あーっと、何か悪いな、小町が変なこと言って」
「……いえ、普段のあなた程でもないし、気にしないで結構よ」
いや、それ後半だけで良かっただろ。
以下略
609
:
◆/op1LdelRE
[saga]
2013/08/26(月) 00:21:00.05 ID:Rsq1aSwH0
「じゃああれだ、邪魔しちゃ悪いし俺もこの辺で」
「待ちなさい」
手を上げて立ち去ろうと思ったところを、間髪入れずに呼び止められてしまう。
以下略
610
:
◆/op1LdelRE
[saga]
2013/08/26(月) 00:27:27.26 ID:Rsq1aSwH0
「何だよ」
「不本意ではあるけれど、小町さんに任されてしまった訳だし、このままあなたを野に解き放つわけにはいかないわ」
「俺を野生動物扱いするの止めてくれる?」
「似たようなものでしょう?」
以下略
611
:
◆/op1LdelRE
[saga]
2013/08/26(月) 00:32:07.50 ID:Rsq1aSwH0
「何を言っているのかしら、この愚物は」
「当たってたよ……」
「心配しなくても、嫌ならちゃんと断っているわ。大体買い物なら先週も一緒だったでしょう。気を使うならもっと正しい所で使いなさい」
「お前は俺の母ちゃんか」
以下略
612
:
◆/op1LdelRE
[saga]
2013/08/26(月) 00:37:00.12 ID:Rsq1aSwH0
「しかしあれだな、お前親になったら子供にも厳しく接しそうだな。躾ばっちりの超教育ママみたいな」
「そういうあなたは甘やかし過ぎそうね。躾がきちんとできるとは到底思えないわ。今だって小町さんに甘過ぎるくらいだし」
「いいんだよ、小町は。実際良い子に育ってるわけだし。まぁ教育とかで厳しくするのは嫁さんに任せるって感じで良いかなーとか」
「良くないわよ、人に嫌な役を押し付けるのは止めなさい」
以下略
613
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◆/op1LdelRE
[saga]
2013/08/26(月) 00:39:52.66 ID:Rsq1aSwH0
「いや、何でそこでお前が怒んの? それじゃまるで――」
「……」
俺が言いかけたところで、雪ノ下がはっとした表情を見せて固まる。
以下略
614
:
◆/op1LdelRE
[saga]
2013/08/26(月) 00:45:17.16 ID:Rsq1aSwH0
……まずい、変なことを想像してしまった。
俺と雪ノ下が将来――って、そんな未来予想図とかドリ○ムじゃないんだから。
こんなこと考えてるって知られたら、またどんな罵倒を受けるかわかったもんじゃないぞ。
大体そんなことあり得るかって、でも可能性だけの話なら、じゃなくて……
以下略
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