過去ログ - 八幡「徒然なるままに、その日暮らし」
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◆/op1LdelRE
[saga]
2013/08/26(月) 00:11:57.86 ID:Rsq1aSwH0
慌てて突っ込みを入れてみたけれど、時既に遅し。
それこそくるくると回り出しそうな程のご機嫌な勢いで、小町はあっという間に人混みの中へと消えて行った。
動き速ぇ。雑踏に気配なく溶け込むのがぼっちの特技とはいえ、さすがに次世代ハイブリッドとなると洗練されてるぜ、と変な所で感心してしまう。
以下略
608
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◆/op1LdelRE
[saga]
2013/08/26(月) 00:17:03.00 ID:Rsq1aSwH0
「あーっと、何か悪いな、小町が変なこと言って」
「……いえ、普段のあなた程でもないし、気にしないで結構よ」
いや、それ後半だけで良かっただろ。
以下略
609
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◆/op1LdelRE
[saga]
2013/08/26(月) 00:21:00.05 ID:Rsq1aSwH0
「じゃああれだ、邪魔しちゃ悪いし俺もこの辺で」
「待ちなさい」
手を上げて立ち去ろうと思ったところを、間髪入れずに呼び止められてしまう。
以下略
610
:
◆/op1LdelRE
[saga]
2013/08/26(月) 00:27:27.26 ID:Rsq1aSwH0
「何だよ」
「不本意ではあるけれど、小町さんに任されてしまった訳だし、このままあなたを野に解き放つわけにはいかないわ」
「俺を野生動物扱いするの止めてくれる?」
「似たようなものでしょう?」
以下略
611
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◆/op1LdelRE
[saga]
2013/08/26(月) 00:32:07.50 ID:Rsq1aSwH0
「何を言っているのかしら、この愚物は」
「当たってたよ……」
「心配しなくても、嫌ならちゃんと断っているわ。大体買い物なら先週も一緒だったでしょう。気を使うならもっと正しい所で使いなさい」
「お前は俺の母ちゃんか」
以下略
612
:
◆/op1LdelRE
[saga]
2013/08/26(月) 00:37:00.12 ID:Rsq1aSwH0
「しかしあれだな、お前親になったら子供にも厳しく接しそうだな。躾ばっちりの超教育ママみたいな」
「そういうあなたは甘やかし過ぎそうね。躾がきちんとできるとは到底思えないわ。今だって小町さんに甘過ぎるくらいだし」
「いいんだよ、小町は。実際良い子に育ってるわけだし。まぁ教育とかで厳しくするのは嫁さんに任せるって感じで良いかなーとか」
「良くないわよ、人に嫌な役を押し付けるのは止めなさい」
以下略
613
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◆/op1LdelRE
[saga]
2013/08/26(月) 00:39:52.66 ID:Rsq1aSwH0
「いや、何でそこでお前が怒んの? それじゃまるで――」
「……」
俺が言いかけたところで、雪ノ下がはっとした表情を見せて固まる。
以下略
614
:
◆/op1LdelRE
[saga]
2013/08/26(月) 00:45:17.16 ID:Rsq1aSwH0
……まずい、変なことを想像してしまった。
俺と雪ノ下が将来――って、そんな未来予想図とかドリ○ムじゃないんだから。
こんなこと考えてるって知られたら、またどんな罵倒を受けるかわかったもんじゃないぞ。
大体そんなことあり得るかって、でも可能性だけの話なら、じゃなくて……
以下略
615
:
◆/op1LdelRE
[saga]
2013/08/26(月) 00:51:19.11 ID:Rsq1aSwH0
「えっと、その……」
「何を想像しているの? 勝手に妄想して暴走するのは止めてくれるかしら。言っておくけれど、さっきの私の言葉はあくまでも一般論としてあなたの勝手な主張に異を唱えただけの事で、それ以外の意図は一切ありはしないわ。誤解しないように。いい?」
俺が何か言う前に、瞬間立ち直って早口で捲し立ててくる雪ノ下。
以下略
616
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◆/op1LdelRE
[saga]
2013/08/26(月) 00:58:07.17 ID:Rsq1aSwH0
「わかったよ。何か、その、悪かった、変なこと口走って」
「ま、まぁ、わかればいいのよ」
「それよりほら、お前買い物とか言ってたけど、どこに行くんだ? 何か道に迷ってたみたいだし、言ってくれりゃ俺が調べてやるけど」
「別に道に迷っていたわけではないわ、少しお店を探すのに手間取っていただけよ」
以下略
617
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◆/op1LdelRE
[saga]
2013/08/26(月) 01:04:57.09 ID:Rsq1aSwH0
「とりあえず行き先どこなんだ? ディスティニーストアかどっかか?」
「! どうしてそれを? あなたまさか――」
「言っとくけどストーカーとかじゃないからな。道に迷うの覚悟でお前がわざわざここまで出張るのなんて、そのくらいしか想像できなかっただけだ。お前パンさん好きだし」
「そう、そういえばあなたには知られてしまっていたわね」
以下略
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