過去ログ - 八幡「徒然なるままに、その日暮らし」
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673: ◆/op1LdelRE[saga]
2013/09/07(土) 23:08:42.25 ID:jKlodeLz0

「相変わらず、不自由で不器用な言葉遣いね」
「うっせ、そっちも相変わらず容赦ねぇじゃねぇか」
「それが私だもの。だけど、言いたい事は何となくわかったわ。要は打算なんてなくて、それでも強いて理由を挙げるなら自分の為にそうしたかったんだと、そう言いたいのでしょう?」
「ん……まぁそうだな、そうなるな。いやそんな風に言われたら何かすげぇ自分勝手に聞こえてあれなんだけどさ」
「そうね――でも、そういう理由なら構わないわ。ありがたく受け取ってあげる」
「え?」

 一瞬、自分の耳を疑った。
まじまじと凝視してしまうが、そこに冗談やからかいの色は窺えない。
まるで、俺も理解していない俺自身の行動の理由を、全て理解しているかのように。
穏やかで晴れやかな微笑みを浮かべながら、どこか嬉しそうに、何故か楽しそうに、雪ノ下は手の平をこちらに向けて差し出している。



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