過去ログ - 八幡「徒然なるままに、その日暮らし」
1- 20
702: ◆/op1LdelRE[saga]
2013/09/08(日) 23:43:57.39 ID:w+pXWpAe0

「――まぁ手を貸すって言ったのは俺だしな。なるべく早く返すようにはするよ」
「そう……それは殊勝な心がけね」

 可愛げのない言葉。
以下略



703: ◆/op1LdelRE[saga]
2013/09/08(日) 23:49:22.44 ID:w+pXWpAe0

 その後、家路についてからのこと。
自宅近くまで来ていた所で携帯にメールが届いた。
普段なら本命小町、対抗由比ヶ浜ってところなんだけど、今日に限れば少し違うだろう。
そう考えつつ差出人を確認すると、想像した通り、今日登録したばかりの雪ノ下の名前がそこにある。
以下略



704: ◆/op1LdelRE[saga]
2013/09/08(日) 23:58:13.57 ID:w+pXWpAe0

 つい呟きがもれてしまう。
届いたメールに、普段の雪ノ下からは考えられないくらいに素直な言葉が並んでいたせいである。
ストレートに感謝の意思表示、皮肉も罵倒も無し、何と珍しい。
そりゃ驚いてつい笑ってしまいそうになるというものだ。
以下略



705: ◆/op1LdelRE[saga]
2013/09/09(月) 00:08:52.69 ID:V8OsbNPQ0

 それにしても、である。
改めて携帯に視線を落として、もう一度その文面を読み直す。
不思議と言うのか不自然と言うのか、差出人が間違ってるのでは? と、つい思ってしまうのは俺が毒され過ぎなのだろうか。
ほんの数行の文章なのに、どうにもむず痒い心地になってしまう。
以下略



706: ◆/op1LdelRE[saga]
2013/09/09(月) 00:14:17.56 ID:V8OsbNPQ0

 返信内容を入力しているうちに、ふと頬が緩んできてしまう。
やはり今日の俺はどこかおかしいみたいだ。
悪戯心か、あるいは他の何かか、返信を打つ指が、普段の俺からは考えられないような言葉を連ねて行く。
後で見返したら後悔するかもしれないような、そんな言葉を。今日の本音の感想を。素直な今の心境を。
以下略



707: ◆/op1LdelRE[saga]
2013/09/09(月) 00:21:25.19 ID:V8OsbNPQ0

「……お?」

 返信が終わって歩き始めてすぐに、携帯がまたメールの着信を知らせる。
一瞬自分の耳を疑ってしまった。
以下略



708: ◆/op1LdelRE[saga]
2013/09/09(月) 00:32:00.54 ID:V8OsbNPQ0

「ぷ……」

 慌てて内容を確認したところで、つい噴き出してしまった。
返信早いはずだ、何せほんの一言しか書いてないんだから。
以下略



709: ◆/op1LdelRE[saga]
2013/09/09(月) 00:38:29.18 ID:V8OsbNPQ0

 しかし、他人とメールを送り合って楽しいと思うだなんて。
そんな自分にびっくりだ。
でも、たまにはそんな日があったっていいだろう、きっと。

以下略



710: ◆/op1LdelRE[saga]
2013/09/09(月) 00:39:57.70 ID:V8OsbNPQ0



〜Their mobile talk〜

以下略



711: ◆/op1LdelRE[saga]
2013/09/09(月) 00:44:45.98 ID:V8OsbNPQ0

Yukino's mobile

From 雪乃
TITLE non title
以下略



712: ◆/op1LdelRE[saga]
2013/09/09(月) 00:50:56.71 ID:V8OsbNPQ0

Hachiman's mobile

From 八幡
TITLE Re:
以下略



892Res/397.24 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice