過去ログ - 八幡「徒然なるままに、その日暮らし」
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753: ◆/op1LdelRE[saga]
2013/09/21(土) 21:43:38.88 ID:wHdAxdkr0

「そんなことないよゆきのん! ヒッキーちゃんと存在してるよ! いつも教室にいるよ!」
「そうね、よく目を凝らせば見えるかもしれないわね」
「どんだけ存在感無いの!? 違うから! ちゃんと見えてるから! 無いのは居場所だけだからぁ!」
「フォローすると見せかけてとどめを刺しに来ただと?」
以下略



754: ◆/op1LdelRE[saga]
2013/09/21(土) 21:50:02.44 ID:wHdAxdkr0

「はぁ。もういいだろ、話戻すぞ」
「そうね、どうでもいいことだったわね」
「後半いらねぇ……じゃあ由比ヶ浜、ちゃっちゃと終わらせようぜ、一通ずつ読んでってくれよ」
「うん、りょーかい」
以下略



755: ◆/op1LdelRE[saga]
2013/09/21(土) 22:00:21.18 ID:wHdAxdkr0

「えーっと、本日最初のお便りは……千葉市にお住まいの、PN:剣豪将軍さんからです」
「はい、それでは次のお便り」
「ヒッキーそれはさすがに酷過ぎ! 気持ちはわかるけど!」

以下略



756: ◆/op1LdelRE[saga]
2013/09/21(土) 22:07:54.80 ID:wHdAxdkr0

「何なの? これ様式美か何かのつもりなの? それともこいつで始めなきゃなんないルールでもあったりすんの?」
「あたしに言われても知らないよ、そんなの」
「つーかもう着信拒否でもいいんじゃねぇか、これ」
「それは駄目よ、直接来られたら困るもの」
以下略



757: ◆/op1LdelRE[saga]
2013/09/21(土) 22:15:15.88 ID:wHdAxdkr0

「だから、これはあなたが処理しなさい。そもそもあなたの担当でしょう、彼は」
「え? また俺?」

 そしてあっという間にばらばらになってしまったらしい。
以下略



758: ◆/op1LdelRE[saga]
2013/09/21(土) 22:21:11.89 ID:wHdAxdkr0

 といったところで聞いてくれるとは思えないので、黙って飲み込んでおくことにする。
沈黙は金であり、また人間は諦めが肝心なのだ。

 もっとも、諦めてばかりで何が変わる訳でもないとも思うけど。
以下略



759: ◆/op1LdelRE[saga]
2013/09/21(土) 22:30:35.47 ID:wHdAxdkr0

「あー、もうわかったよ、どうせやらんと終わらんのならとっとと回答して終わらせるぞ。由比ヶ浜、内容は?」
「はいこれ」

 由比ヶ浜がパソコンの画面をこちらに向けてきた。
以下略



760: ◆/op1LdelRE[saga]
2013/09/21(土) 22:34:24.79 ID:wHdAxdkr0

〈PN:剣豪将軍さんのお悩み〉
『次のラノベ新人賞の締め切りが近いのだが、まだプロットしかできておらん。そこで我が相棒よ、お主の腕を見込んで執筆役の栄誉を与えたいと思う。今後はペアで活動していこうではないか。ペンネームは二人の名前を合わせて材木谷義満でどうだ?』

〈奉仕部からの回答〉
以下略



761: ◆/op1LdelRE[saga]
2013/09/21(土) 22:42:07.40 ID:wHdAxdkr0

「ひどっ!?」
「ひどくないだろ、むしろ優しさの上に優しさを重ねてるレベルだと思うぞ」

 本音を言えば、寝言は死んでから言え、くらい返してやりたいところだ。
以下略



762: ◆/op1LdelRE[saga]
2013/09/21(土) 22:50:55.56 ID:wHdAxdkr0

「これで一件落着ね、次に行きましょう」

 何もしてない雪ノ下が、なぜか一仕事終えたみたいな爽やかな顔でのたまう。
もっとも俺自身もものすごく開放感があったので何も言わない。
以下略



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