過去ログ - 八幡「徒然なるままに、その日暮らし」
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761
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◆/op1LdelRE
[saga]
2013/09/21(土) 22:42:07.40 ID:wHdAxdkr0
「ひどっ!?」
「ひどくないだろ、むしろ優しさの上に優しさを重ねてるレベルだと思うぞ」
本音を言えば、寝言は死んでから言え、くらい返してやりたいところだ。
以下略
762
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◆/op1LdelRE
[saga]
2013/09/21(土) 22:50:55.56 ID:wHdAxdkr0
「これで一件落着ね、次に行きましょう」
何もしてない雪ノ下が、なぜか一仕事終えたみたいな爽やかな顔でのたまう。
もっとも俺自身もものすごく開放感があったので何も言わない。
以下略
763
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◆/op1LdelRE
[saga]
2013/09/21(土) 22:57:05.48 ID:wHdAxdkr0
「それじゃ、次あたし読むね」
材木座の依頼が片付いたからか、由比ヶ浜は爽やかな顔でそう言うと、またパソコンの画面を自分の方に戻した。
うん、その態度は非常に分かり易くてよろしい。
以下略
764
:
◆/op1LdelRE
[saga]
2013/09/21(土) 23:03:07.35 ID:wHdAxdkr0
「んーと、次のお便りは……千葉市にお住まいの、PN:姉ちゃんの弟さんからだね」
「あぁ、それもう読まんでいいぞ」
「だからさっきからヒッキーひど過ぎだって! ていうか意味分かんないし!」
「いやもう誰か分かったしさ。そいつは俺にとっちゃ不倶戴天の敵なんだよ、わかるだろ?」
以下略
765
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◆/op1LdelRE
[saga]
2013/09/21(土) 23:09:20.93 ID:wHdAxdkr0
というか、そもそもどうして俺たちが小町の周囲を飛び回るちんけな虫の相談なんぞを受けてやらんとならんのか。
納得いかねぇ――が、俺の恨みがましい視線は当然のように黙殺されてしまうわけで。
何事も無かったかのように、由比ヶ浜はよく通る声でメールの内容を読み上げる。
以下略
766
:
◆/op1LdelRE
[saga]
2013/09/21(土) 23:52:39.99 ID:wHdAxdkr0
「よし由比ヶ浜、俺に代われ、最適解を突きつけてやるから」
「何でそんなに殺気立ってんの!? ていうか今のヒッキーに任せられないから。一体なんて答えるつもりなの?」
「一つ、小町に近づくな。二つ、小町の名前を口にするな。三つ、俺をお兄さんと呼ぶな。これを守らんと受験に落ちるぞ。つーか俺が落とす」
「完全に私怨だっ!? じゃなくて、そんなのダメに決まってんじゃん。大体落とすってなに? 無理でしょそんなの」
以下略
767
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◆/op1LdelRE
[saga]
2013/09/21(土) 23:57:55.86 ID:wHdAxdkr0
かなり真面目に答えたつもりだったんだけど、そう言ったらまた由比ヶ浜の怒りを買うだけなので黙っておこう。
今も何かぷくっと頬を膨らませて不満げにしてるし。
しかし、そんなちょっと小動物っぽい仕草を見て少し毒気を抜かれた。
一呼吸置いて、俺も肩の力を抜く。
以下略
768
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◆/op1LdelRE
[saga]
2013/09/22(日) 00:02:29.61 ID:ntgre20X0
今日一番の雪ノ下の笑顔だった。
というか、何で俺の“らしさ”をお前が語ってんだよ。
いや、語ってるっつーか騙ってる、か。
以下略
769
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◆/op1LdelRE
[saga]
2013/09/22(日) 00:09:26.46 ID:ntgre20X0
「しかし何つーか、受験の不安とか緊張とか改まって言われてもなぁ。そんなもん誰だってあるもんだしよ」
「んー、そうだけどほら、それを解消できる方法があればって話でしょ。何かないの?」
「いや無いだろ、そんな方法なんて」
「即答!? ちょっとくらい考えてあげようよ」
以下略
770
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◆/op1LdelRE
[saga]
2013/09/22(日) 00:18:27.03 ID:ntgre20X0
そして勉強に集中しまくって小町のことを忘れればいい。ここが大事。
もちろんそれは言わないけどな。いい話っぽく終われるし。
由比ヶ浜もほら、何かおぉーとか言いつつ素直に感心してくれているみたいだし。
以下略
771
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◆/op1LdelRE
[saga]
2013/09/22(日) 00:24:15.87 ID:ntgre20X0
「それじゃあ回答はあたしが書くね」
「おう、任せた」
にこにこと笑顔のまま、由比ヶ浜がパソコンに向かう。
以下略
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