過去ログ - 八幡「徒然なるままに、その日暮らし」
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769: ◆/op1LdelRE[saga]
2013/09/22(日) 00:09:26.46 ID:ntgre20X0

「しかし何つーか、受験の不安とか緊張とか改まって言われてもなぁ。そんなもん誰だってあるもんだしよ」
「んー、そうだけどほら、それを解消できる方法があればって話でしょ。何かないの?」
「いや無いだろ、そんな方法なんて」
「即答!? ちょっとくらい考えてあげようよ」
以下略



770: ◆/op1LdelRE[saga]
2013/09/22(日) 00:18:27.03 ID:ntgre20X0

 そして勉強に集中しまくって小町のことを忘れればいい。ここが大事。
もちろんそれは言わないけどな。いい話っぽく終われるし。

 由比ヶ浜もほら、何かおぉーとか言いつつ素直に感心してくれているみたいだし。
以下略



771: ◆/op1LdelRE[saga]
2013/09/22(日) 00:24:15.87 ID:ntgre20X0

「それじゃあ回答はあたしが書くね」
「おう、任せた」

 にこにこと笑顔のまま、由比ヶ浜がパソコンに向かう。
以下略



772: ◆/op1LdelRE[saga]
2013/09/22(日) 00:30:37.26 ID:ntgre20X0

「……うん、これで良しっと」

 俺が馬鹿なことを考えていたのも束の間。
タンタンとリズム良くキーボードを打ちこんでいた由比ヶ浜が、満足そうに一つ頷く。
以下略



773: ◆/op1LdelRE[saga]
2013/09/22(日) 00:34:17.07 ID:ntgre20X0

 おぉ、何と模範的な解答。
スクールカースト上位に属していると、先輩らしさみたいなのも自然に身に着いてくるもんなのかね。
いや本当に、最後の一文とかあいつにはもったいないくらいだ。

以下略



774: ◆/op1LdelRE[saga]
2013/09/22(日) 00:41:30.86 ID:ntgre20X0

 何かぶつぶつと文句言いながらも回答を送信する由比ヶ浜。
俺としてはわりと素直に褒めたつもりなんだけどなぁ。
一言余計だったかもしれんけど。あぁそれが駄目だったのか。なるほど。

以下略



775: ◆/op1LdelRE[saga]
2013/09/22(日) 00:49:06.96 ID:ntgre20X0

 不自然に目を逸らす由比ヶ浜。
まぁ俺もとやかく言うつもりはないけどね。
終わったことを蒸し返したくないし。
正直早く忘れたくすらある。叶うならばあいつの存在ごと。
以下略



776: ◆/op1LdelRE[saga]
2013/09/22(日) 00:54:14.45 ID:ntgre20X0

 由比ヶ浜が驚きの声を上げる。
しかしご意見ごもっともだが、ここは俺も雪ノ下に同意せざるを得ない。
正直言って、許されるならこのまま見なかったことにしたいくらいだ。
でも、そうはいかないんだろうなぁ、この人相手だと。
以下略



777: ◆/op1LdelRE[saga]
2013/09/22(日) 00:59:30.86 ID:ntgre20X0

 パニクる由比ヶ浜をどうどうと宥めつつ説明する。
奉仕部のことを知ってるOGって時点で候補がほとんど絞られるのに、かてて加えてこの手前味噌極まる形容詞が駄目押しだ。
これで差出人が陽乃さんじゃなかったら、土下座して詫びてやるよ。

以下略



778: ◆/op1LdelRE[saga]
2013/09/22(日) 01:04:45.24 ID:ntgre20X0

「んー……あ、もしかしてゆきのんのお姉さん?」
「残念ながら、他に思い当たる人はいないわね」

 ぱっと笑顔になった由比ヶ浜とは対照的に、物凄く嫌そうな顔で頷く雪ノ下。
以下略



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