過去ログ - 八幡「徒然なるままに、その日暮らし」
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773: ◆/op1LdelRE[saga]
2013/09/22(日) 00:34:17.07 ID:ntgre20X0

 おぉ、何と模範的な解答。
スクールカースト上位に属していると、先輩らしさみたいなのも自然に身に着いてくるもんなのかね。
いや本当に、最後の一文とかあいつにはもったいないくらいだ。

以下略



774: ◆/op1LdelRE[saga]
2013/09/22(日) 00:41:30.86 ID:ntgre20X0

 何かぶつぶつと文句言いながらも回答を送信する由比ヶ浜。
俺としてはわりと素直に褒めたつもりなんだけどなぁ。
一言余計だったかもしれんけど。あぁそれが駄目だったのか。なるほど。

以下略



775: ◆/op1LdelRE[saga]
2013/09/22(日) 00:49:06.96 ID:ntgre20X0

 不自然に目を逸らす由比ヶ浜。
まぁ俺もとやかく言うつもりはないけどね。
終わったことを蒸し返したくないし。
正直早く忘れたくすらある。叶うならばあいつの存在ごと。
以下略



776: ◆/op1LdelRE[saga]
2013/09/22(日) 00:54:14.45 ID:ntgre20X0

 由比ヶ浜が驚きの声を上げる。
しかしご意見ごもっともだが、ここは俺も雪ノ下に同意せざるを得ない。
正直言って、許されるならこのまま見なかったことにしたいくらいだ。
でも、そうはいかないんだろうなぁ、この人相手だと。
以下略



777: ◆/op1LdelRE[saga]
2013/09/22(日) 00:59:30.86 ID:ntgre20X0

 パニクる由比ヶ浜をどうどうと宥めつつ説明する。
奉仕部のことを知ってるOGって時点で候補がほとんど絞られるのに、かてて加えてこの手前味噌極まる形容詞が駄目押しだ。
これで差出人が陽乃さんじゃなかったら、土下座して詫びてやるよ。

以下略



778: ◆/op1LdelRE[saga]
2013/09/22(日) 01:04:45.24 ID:ntgre20X0

「んー……あ、もしかしてゆきのんのお姉さん?」
「残念ながら、他に思い当たる人はいないわね」

 ぱっと笑顔になった由比ヶ浜とは対照的に、物凄く嫌そうな顔で頷く雪ノ下。
以下略



779: ◆/op1LdelRE[saga]
2013/09/22(日) 01:10:19.93 ID:ntgre20X0

「もう。ゆきのん、ダメだよ、いくらお姉さんと仲良くなくても無視なんてしたら」
「別に仲が良くないわけではないわ、ただできる限り無干渉、非接触を貫きたいだけよ」
「それはもう仲が悪いってレベルだよ!?」
「まぁそれはともかく、あの姉さんが他人に悩みを相談するなんてあり得ないわ。何かあっても自分で何とかする人だもの。だからそのメールは私たちをからかう為のものとしか考えられないのよ。故に読む必要は無いものと判断できるわ」
以下略



780: ◆/op1LdelRE[saga]
2013/09/22(日) 01:15:03.17 ID:ntgre20X0

 本当の賢さとは何なのか、とか随分と哲学的なことで悩んでしまった。
そんな俺を余所に、由比ヶ浜は小さく拳を握りつつ、改めて雪ノ下に笑いかける。

「うん、でも読まずに消しちゃうわけにもいかないし、あたしが読むから聞いててね」
以下略



781: ◆/op1LdelRE[saga]
2013/09/22(日) 01:19:17.09 ID:ntgre20X0

〈PN:美し過ぎるOGさんのお悩み〉
『こんにちは、わたしメリーさん、今あなたの後ろにいるの「え! 嘘!?」』

 読んでいる途中で驚愕の表情のまま後ろを振り返る由比ヶ浜。
以下略



782: ◆/op1LdelRE[saga]
2013/09/22(日) 01:23:39.37 ID:ntgre20X0

「……いや嘘に決まってんだろ。騙されんなよ、お前」

 ちょっと素直過ぎるでしょ。
あるいは優し過ぎると言うべきかもしれんけど。
以下略



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