過去ログ - 八幡「徒然なるままに、その日暮らし」
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79: ◆/op1LdelRE[saga]
2013/06/15(土) 23:59:20.10 ID:jZOTWVYV0
A 決然たる意思で、由比ヶ浜結衣はその壁に手をかける


 代わり映えのしないチャイムの音が、校内に遠く響き渡る。
授業の終了――というか放課後の始まりの方が意識としては近いか――を告げるその音を聞いて、教室にいる生徒たちは皆一様にその表情に喜色を滲ませている。

 一方で俺はというと、こんな時でも平常心を忘れることはない。
否、皆が浮かれ騒ぐ時にこそ、その存在感を抑えることが肝要なのだ。
学校行事のあれこれで地に落ちた、どころか更に穴を掘って地中深く潜り込んでいるとさえ言われている俺の評判だが、最近はやや落ち着きを取り戻すことができている。
あるいは、ただ皆が飽きたってだけなのかもしれないけれど。



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