11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/08(土) 06:53:40.85 ID:EMBlCMu00
………………今!
私は姿勢を低くして駆け出し、一気にエレンとの距離を詰める。
そして、側頭部に向けて、加速の勢いを殺さずに右足を振るう。
刹那の間、エレンがガードをあげた所を見逃さず、私は足の軌道を変えた。
フェイントだ。
馬鹿正直に一撃目に本命を叩き込むわけがない。
ガードの空いた脇。
そこが狙いだった。
手加減は欠片もしない。
するわけがない。
私がここから逃げ延びるために。
――が、次に気付いた時、私は地面に頬を擦りつけていた。
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