217: ◆IpxC/P/Kzg[saga]
2013/06/10(月) 10:46:52.72 ID:Yeh/2aCV0
【森久保NONO&森久保GOGO】
我がプロダクションには同一の名字の異なるアイドルがいる。
それが森久保NONOと森久保GOGOである。本名かは定かではない。
NONOは消極的で、GOGOは積極的と言った感じなのだ。
というわけで、今日は彼女らのことだ。
「仕事行きたくないんですけど…」
「仕事行きたいんですけど…」
どうしてこうも意見が割れてしまうのかは悩ましい限りである。
よし行こうとGOGOには言えるがNONOには言えない。
今日もNONOの説得から日ははじまる。
『GOGO、NONOを説得するから準備しておいてくれ』
「わかりました、急いでほしいんですけど…」
あまりのやる気に感嘆してしまう。
NONOもあのように頑張って欲しいのだが。
というわけで、NONOを呼び出し説得にかかっていた。
『NONO、頼むよ。GOGOがすごくやる気なんだ。一緒に行こう』
「えぇ…GOGOだけ連れて行けばいいじゃないですか…」
『そんなわけに行かないじゃないか。たった2人の姉妹だろ?』
「え?」
「違いますけど…本当に仕事行きたくないんです」
『そんなこと言わずにさ…頼む』
と、この瞬間どうしてか腹痛が発生してしまう。
エナジードリンクの飲み過ぎだろうか。
まずい。トイレに行こう。
『NONO、GOGOを待たせてるから準備しておいてくれ』
『俺はトイレに行ってからすぐ戻るから、よろしく』
後ろからえぇ、と悲しそうな溜息が聞こえるがこの場は聞こえないふり。
どうにか連れて行くことが先決だからだ。ああ、便意が、まずい。
俺が急いで事務所の共用トイレのドアを開いた瞬間だ。
「………」
『………』
「ご、ごめん!え、ええと…NONOか?GOGOか?」
『………』
『TOTOです』
トイレかよ。
おわり
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