過去ログ - モバP「お題でSS」
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242: ◆IpxC/P/Kzg[saga]
2013/06/10(月) 11:47:40.97 ID:Yeh/2aCV0

【モバP、アイドルたちに如月千早のファンだとバレる】

俺はシンデレラガールズ・プロダクション所属のプロデューサーである。

だがしかし、友好関係にある765プロダクションのファンでもある。
あちらに所属するプロデューサーも、こちらのファンだと言ってくれていた。
さて、今日はそんな俺が如月千早ファンである、ということがバレたときの話であるが。

「プロデューサーさん、電話鳴ってますよ。ええと、これは…蒼い鳥?」

と、その一言でアイドルたちが俺にジト目のような視線を送ってくる。
へえ、ふうん。如月千早。ファンなんだ。私たちがいるのに。
彼女らの目はそう語っていた。でもちかたないね。

俺はあの儚げな姿に目を奪われたのだ。72言ってるんだろう俺。

と、結果的にバレてしまった俺で、事務所で肩身が狭くなってきている。
ちょっとミスで割と怒られてしまうことが多いのである。
でも仲間だもんげ。大丈夫だもんげ。

だが…俺は、彼女らのプロデューサーなのだ。そういう気持ちも、折り合いをつけねば。

家にある如月千早の胸マウスパッドを普通のマウスパッドに交換した。
だがイマイチ変化は感じられなかった。くっ。すみません。
ポスターも、我がプロのアイドルで塗り替えた。

それを証明する為に、アイドルたちに自宅の写真を公開までしたのだ。後悔した。

わかった。でも、趣味は趣味だもん。こっちこそ、ごめん。
アイドルたちからそう謝罪され、俺たちはきちんと和解することができた。
よかった。俺も事務所公認で如月千早のファンができる。だが、折り合いはつけている。

「ありがとう。みな。でも、俺はやっぱりみんなのファンなんだ」

「だから、さ。もうあんなことはしない。誓うから」

「俺はこれからも、みんなを―――」

うん、うん。みな、一様に頷いて、理解を示してくれた。
すまない、すまない。俺も真摯に謝罪をした。
そのとき、携帯電話が鳴っていた。





「インフェルノー!」

…数秒後、文字通り事務所が地獄と化したのは言うまでもない。

                      おわり




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