77: ◆IpxC/P/Kzg[saga]
2013/06/09(日) 16:35:31.74 ID:CY9RELSC0
【Made in Fueifuei】
メイドインフェイフェイ。
要するにフェイフェイの手作りというものである。
かいがいしく彼女は俺の世話を焼いてくれたりするのだ。
しかも、かなりその用意してくれる弁当は美味であるのですごい。
「ああ、フェイフェイ。今日の弁当も、すごく美味しかった。ありがとう」
『よかったヨー!』
さて、そんなフェイフェイだが、かなり女の娘らしいのだ。
寒いな、と言うと手編みのお揃いのセーターやニットをくれるのだ。
なんだか恥ずかしいが、彼女の想いが詰まっているゆえ、とても嬉しいのだ。
翌日、食べたいものを彼女に伝えると、すぐに用意された。
非常にふわふわなたまごやき。
俺の好きなからあげまで入っているじゃないか。
ああ、これも、これも。あれも、それも。どれもすごく美味そうだ。
「フェイフェイって、尽くすタイプなんだな。お嫁さんにはピッタリだ」
『そう言ってくれるのは嬉しいネー』
さて、ここまでがプロデューサーさんの日記です。
楊菲菲ちゃんは、もうこの世のどこにも、居ないのです。
けれど、毎日、プロデューサーさんは笑って仕事をしています。
ああ、どうして、そんな顔ができるのでしょうか。
やはり―――。私には、思い当たる節があるのです。
彼の行動、言動。さらには、何日も前から計画していたことを。
私はフェイフェイちゃんのことを尋ねるべく、プロデューサーさんに言った。
「楊菲菲ちゃんは、もう、いないんですか」
『…ええ』
「それに…そちらの子供さんは」
『………』
『Made in Fueifueiです』
「結婚すれば名字も変わりますからねえ」
『ええ』
おわり
267Res/106.25 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。