過去ログ - P「もっと遠くまで君を奪って逃げる」 あずさ「あらあら〜」
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1:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/06/09(日) 15:42:21.39 ID:NgSdC7sEo

「好きです。付き合ってください」

唐突な告白だったが、あずささんはさほど驚いた様子を見せなかった。
何度か思案顔で此方の表情をうかがい、そして、
いつもの朝のあいさつみたいに、軽く言ってのけた。

「ごめんなさい」

何度も自分の頭の中で筋書きは追ったはずだった。
成功したら、どういうことを言えば格好がつくか。
もちろん、失敗した時のことも考えてた。
見てくれのいい言葉だけは十分に用意してたはずなのに、
いざ、その段になると喉の奥に引っ込んで、出てこなくなった。

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2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/06/09(日) 15:43:26.72 ID:NgSdC7sEo
「……こちらこそ、すみません。突然こんなこと。ご迷惑でしたね」

「いえ、びっくりはしましたけど、迷惑とは思ってませんから」

迷惑には思ってない。その気遣いがしみるようだった。
以下略



3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/06/09(日) 15:44:37.38 ID:NgSdC7sEo

「おはようございます」

事務所のドアを開けて、一番最初に視界に入ったのはあずささんだった。
思わず溜息をつきそうになるが、ぐっと飲み込んだ。
以下略



4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/06/09(日) 15:45:52.47 ID:NgSdC7sEo
「残業はなるべくしたくないんです。だから、朝のうちにやっておこうと……。
 あずささんはどうしてこんなに早く?」

「今日、早くに県外でお仕事なんです」

以下略



5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/06/09(日) 15:46:56.18 ID:NgSdC7sEo

インターチェンジで切符を取り、あずささんに預けて、窓を閉めた。

「面倒ですね」

以下略



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