過去ログ - 岡崎泰葉「マイ・パッション」
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22:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/09(日) 18:25:06.81 ID:sFJRaXSc0

「……」

「プロデューサー、やっぱり口説いてる!」

私が固まったのを見てとって。
相手の子は、茶化したふうを装って、口を挟んでくれました。

でも、男の人は何も続けない。

ただ、私が答えるのを……待ってる。

「……考えさせてください」

私の口から出た言葉は、それでした。
急に言われても、答えられない。

こんな、何の脈絡もない切り出し方で。

遠い場所のことだと思ってたのに、それが目の前に現れたら……誰だって混乱します。

この人たちも、この人たちの事務所のことも、私は何も知らなかったし。
今の事務所よりもいいところだなんて保証はないし、それに。

……それに、私の中の何か……固くしこった部分が。
その提案に飛びつきそうになる心を引き留めていました。

「……そうかー」

振られることに慣れているのか、どうなのか……。
腕を組む彼は、あまり残念じゃなさそうでした。


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