過去ログ - モバP「アイドルと写真と思い出と」
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1: ◆yIMyWm13ls[saga]
2013/06/09(日) 18:06:56.75 ID:Dd6NmUb+o
ちひろ「プロデューサーさん…何してるんですか?」

プロデューサーさんのデスクの上には大量に折り重なるように散らばった写真。

私は熱心に何か作業をしているプロデューサーさんの背中に声を掛けます。

P「…わっ!?」

P「な、なんだ…ちひろさんですか…」

ちひろ「……私ではご不満ですか?」

私はワザと不機嫌そうな顔を作ります。



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2: ◆yIMyWm13ls[saga]
2013/06/09(日) 18:07:33.88 ID:Dd6NmUb+o
P「そういう訳じゃ…」

分かりやすく慌て出すプロデューサーさん。

ちひろ「およよ…いいんです…どうせ私なんて箸にも棒にもかからない女ですから…」
以下略



3: ◆yIMyWm13ls[saga]
2013/06/09(日) 18:10:21.60 ID:Dd6NmUb+o
ちひろ「冗談ですっ♪」

ちひろ「それよりなんですかそれ?」

あんまり虐めるのも可哀想です。ケロっとした顔で私は振り返ります。
以下略



4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/06/09(日) 18:10:57.87 ID:xj2KhbzRO
お?ちひろ大勝利なのか?


5: ◆yIMyWm13ls[saga]
2013/06/09(日) 18:11:00.57 ID:Dd6NmUb+o
P「…そういうのはないですね、現にこのカメラも特に最新のカメラでもモノが良い訳でもないですから」

プロデューサーさんは小さく微笑みながらデスクの上に乗ったデジカメに目を落とします。

P「それにあんまり大きいカメラだと逆に持ち歩けませんからね」
以下略



6: ◆yIMyWm13ls[saga]
2013/06/09(日) 18:11:51.57 ID:Dd6NmUb+o
P「まぁ俺は下手くそですからねー、俺なんかがそんな良いカメラなんて恐れ多いかもですねー」

ちひろ「そんなに拗ねないでくださいよ…」

ジト目でこちらを見てくるプロデューサーさん。
以下略



7: ◆yIMyWm13ls[saga]
2013/06/09(日) 18:12:17.85 ID:Dd6NmUb+o
P「鬼ですかっ!?貴方は!?」

目を見開いて驚くプロデューサーさん。

ちひろ「まぁ、茶番はどうでもいいんでそれ見せてくださいよ」
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8: ◆yIMyWm13ls[saga]
2013/06/09(日) 18:13:04.70 ID:Dd6NmUb+o
ちひろ「って何冊あるんですかこれ…?」

プロデューサーさんがヒョイヒョイと私のデスクの上に大量のアルバムを積んでいきます。

P「そうですねぇ、所属アイドルが増えてからは加速度的に冊数は増えましたね…」
以下略



9: ◆yIMyWm13ls[saga]
2013/06/09(日) 18:15:49.17 ID:Dd6NmUb+o
ちひろ「……これって時期的に大分…」

P「えぇ、そうです。俺がプロデューサー始めた当時ですね。懐かしいですよね」

プロデューサーさんは私の手元のアルバムを覗きこみながらそう言います。
以下略



10: ◆yIMyWm13ls[saga]
2013/06/09(日) 18:16:26.11 ID:Dd6NmUb+o
P「この頃の凛は結構クールでしたよね」

プロデューサーさんは楽しそうに喋り出します。

P「俺がカメラ向けると露骨に嫌な顔してましたよ」
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11: ◆yIMyWm13ls[saga]
2013/06/09(日) 18:17:11.46 ID:Dd6NmUb+o
ちひろ「というか凛ちゃんは今でもクールですよ?」

P「そうですか?最近は歳相応に無邪気な所も見せてくれて微笑ましいと思いますよ」

ちひろ「プロデューサーさんの前ではそうでしょうよ」
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12: ◆yIMyWm13ls[saga]
2013/06/09(日) 18:18:38.81 ID:Dd6NmUb+o
P「…このメモの時みたいに未だに凛からまぁ悪く無いかなぐらいの評価だったらちょっと寂しいですね」

ちひろ「歳相応とか無邪気とかそういう所を見せてくれてるのもプロデューサーさんが信頼されてるからですよ?」

ちひろ「…そういう面を出しても大丈夫だって思われてるってことです」
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13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/06/09(日) 18:18:41.92 ID:9zg4Nlp/0
期待


14: ◆yIMyWm13ls[saga]
2013/06/09(日) 18:21:31.93 ID:Dd6NmUb+o
ちひろ「これは、初めてのライブですか…?」

そこには緊張しているのかおっかなびっくりな表情の凛ちゃんが居ました。

ちひろ「…まぁ、当然ですよね…」
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15: ◆yIMyWm13ls[saga]
2013/06/09(日) 18:22:27.87 ID:Dd6NmUb+o
ちひろ「ある意味プロデューサーさんの初めてのライブでもある訳ですから思い入れもあるんじゃないですか?」

P「そうですね、今となっては後悔だらけですよ」

ちひろ「…後悔ですか?」
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16: ◆yIMyWm13ls[saga]
2013/06/09(日) 18:23:46.93 ID:Dd6NmUb+o
凛「なんか私の写真がこんなにあるとなんかプロデューサーがストーカーみたいだね」

P「その理屈だと俺は一体何人ストーキングしてるんだろうな」

プロデューサーさんは大量に積まれたアルバムを見てボソッっと呟きます。
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17: ◆yIMyWm13ls[saga]
2013/06/09(日) 18:24:18.91 ID:Dd6NmUb+o
ちひろ「…はぁ、マメですねぇ…」

【ニュージェネレーション結成】【CDデビュー】

【ローソンキャンペーン抜擢】
以下略



18: ◆yIMyWm13ls[saga]
2013/06/09(日) 18:25:22.72 ID:Dd6NmUb+o
凛「でも最初の頃の写真のことは忘れて欲しいかな」

凛「…あの頃はちょっとだけ生意気だったから」

P「そうでもないだろ、仕事には昔から前向きなやつだったよお前は」
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19: ◆yIMyWm13ls[saga]
2013/06/09(日) 18:27:08.25 ID:Dd6NmUb+o
ちひろ「中々こうやって見ていくと面白いですね」

ある意味このアルバムはプロデューサーさんの見てきたものであり、写真と一緒に思い出が綴じられているのでしょう。

凛「…写真がブレブレのとかこっちを見ていないのとかも結構あるんだね」
以下略



20: ◆yIMyWm13ls[saga]
2013/06/09(日) 18:28:14.64 ID:Dd6NmUb+o
ちひろ「メモ書きの内容がだんだん馴れ馴れしくなってますね」

P「そうですね、俺もこの頃には人数も増えて私情が多いに入ってます」

凛「アルバムなんだからこのくらいでいいよ」
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21: ◆yIMyWm13ls[saga]
2013/06/09(日) 18:29:50.33 ID:Dd6NmUb+o
凛「裕美、視線合わせてくれてないない写真のほうが多いね」

ちひろ「本当ですね。みんな視線が斜め向いたりそもそも後ろ向いてたり…」

P「きちんと撮らせてくれる期間よりそっぽ向いてる期間の方が長かったですね」
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