過去ログ - モバP「亜季とワールドでタンクスなオタク話」
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10: ◆m03zzdT6fs[saga]
2013/06/09(日) 18:58:59.17 ID:fNWV9cKto
『火力支援型ってのは、イギリス的に言えば歩兵戦車、まあ簡単に言えば、歩兵の陣地攻撃を支援するため、中から大口径の榴弾砲を搭載した戦車だな。元々の四号戦車のコンセプトが、この火力支援戦車だ』

「なるほど……。では、榴弾ではなく徹甲弾を用いる戦車は、どういう戦車なのでありますか?」

『いわゆる主力戦車、イギリス的に言えば巡航戦車、フランス的に言えば騎兵戦車に当たるのかな。ちなみに、ドイツはもともと、三号戦車がこの主力戦車という位置づけだったんだよ』

「三号戦車が、でありますか?」

『うん、ただ車体がそれほど大きくなかったことと、砲塔内の中径を多く取っていなかったことから、すぐに主砲の積載限界が来てね。その上独ソ戦でT-34ショックなんてことまで起きたから、急遽四号戦車を主力戦車化した、というわけだ』

「T-34ショックでありますか。確か、ドイツのいかなる戦車でも抵抗できなかったため、88mm高射砲を横倒しにして、直接射撃で破壊した、という話でありますね」

『そうそう。で、これはまずいってなったヒトラーや軍上層部が、75mm対戦車加農砲を改良し、急遽四号戦車に載せたわけだ。同時に、四号戦車の後継主力戦車と重量級戦車の計画を前倒しにしたのが……』

「五号戦車Pantherと六号戦車Tiger、でありますね!」

『ご名答』

 にこり、と俺は少し笑って言った。亜季は先生に褒められた生徒のように、無邪気な笑みを浮かべて笑う。



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