過去ログ - モバP「亜季とワールドでタンクスなオタク話」
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5: ◆m03zzdT6fs[saga]
2013/06/09(日) 18:53:58.51 ID:fNWV9cKto
「前々から気になっていたのでありますが、その”白ロシア”とはどういう意味なのでありますか?」

『ああ、白ロシアってのはベラルーシの別称だな。俺の場合は、間違って教えられたせいで、ルーマニア、ウクライナ、ベラルーシあたりの地域の総称と思っていたけど』

「ほうほう、なぜベラルーシが白ロシアなのですか?」

『ベラルーシ、正確にはビェラルースィは、ベラルーシ語での読み方でね。これをロシア語表記すると、ベロルシヤになるんだ。これをそれぞれ分割すると、ベロは白いって意味でルシヤはロシアの意味だから、直訳で白ロシアって訳さ』

「なるほど! ……ところでなぜ白なのですか? 黒とか、青ではダメだったのでしょうか」

 亜季が不思議そうな顔をして聞いてくる。俺は傍においていた、冷めたコーヒーを一口すする。……不味い。亜季のコーヒーを淹れた後に、淹れなおそう。

『ロシアは、国土が広大すぎるせいで、白人であるコーカソイドと黄色人種のモンゴロイドの混血が多いんだ』

「確かに、ロシアは広いでありますな。西は東欧から、東は極東まで国土が広がってます」

『びっくりするほど広いな、ほんと。で、当時のベラルーシは、白人の純血が多かったから極端に肌が白い人が多い、と言われていた。だからロシアに編入されたとき、白い人種の多いロシアって意味で白ロシアって訳さ』

「なるほど、納得いったであります!」

『他にも、昔ロシアには方角を色で表す慣習があって、西は白だから、西ロシアってのを意味するって説もあるね』

「相変わらずプロデューサー殿は物知りでありますな……」

『特定の歴史に強いだけさ。数学とかはからきしだよ』

 俺は苦笑する。ちなみに、微分積分やベクトルはおろか、因数分解さえ忘れているレベルだ。

 どうやら、歴史知識と軍事知識を押し込んだ結果、頭の記憶メモリに上書きしてしまったらしい。



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