過去ログ - エレン「ロイド・アーヴィング?」  ロイド「今日からよろしくな」
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332:1[saga]
2013/07/21(日) 01:18:19.20 ID:sEco3y+W0


オオオオオオオオオオォォォォォォ…………


断末魔にも似た叫び。

鎧の巨人が引き千切られた右腕と損傷したうなじを再生し、顔を上げる。そこには両腕を失くし、全身の筋肉と腱を削り取られた獣の巨人が、丁度崩れるように

倒れていく姿があった。前のめりに倒れた獣の深々と削がれたうなじには、分隊長ミケ・ザカリアスが堂々と立っている。その道の両脇にある木造の家の屋根には

多量の返り血を浴びたリヴァイとロイド。その圧倒的とでも言うべき光景を見てライナーは、おそらく人類の三指を占めるこの男達にとってみれば、

どんな任務であっても役不足なのだろうな、と本気で思った。



リヴァイ「ロイド、よく両腕を落とした。おかげで随分削りやすくなった」

ロイド「いや、あんなに速く動けるんだったらどっちみち変わんなかったと思うけどな。ホント信じらんねえぐらい速かったぞ」

リヴァイ「いや、あの邪魔くせえ無駄に長い腕が消えただけでも動きやすくなったんだよ。絡まる心配も減ったしな」

ミケ「感想は後だ。エレンの護衛に戻ろう。入ってくる巨人は少ないが、それでも平地だ。ハンジ達だけではもしもの事も有り得る」

リヴァイ「ああ、分かってる。おいライナー、とっとと起きろ。行くぞ」




そこから先は実に順調に進んだ。ロイドやリヴァイ達に加え、回復したライナー、煙弾を見て合流したアニとリヴァイ班の面々も参加してのエレンの護衛。

おまけに外では駐屯兵団が巨人を引きつけていたのだから、数も少なく、ハッキリ言って障害は無いに等しかった。

エレンは大岩を無事運びきり、硬化能力による補強も問題無く終わった。ただ、作戦成功の煙弾を見て、多くの兵は緊張が解けてしまったので、エレンの地下室

の調査は日を改めることとなり、調査・駐屯合同平団は人類の初勝利に酔いながら、シガンシナ区を後にした。






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