5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/06/10(月) 05:27:05.57 ID:R632hej80
部屋の中には新たに三人、人が入ってきました。
細身のスーツを着た男性と、リボンを沢山つけたおっとりとした少女、それにショートカットの少し生意気そうな少女がついていきます。
その三人が入ってくるのを見て、メイド服の女性が出迎えに行きました。
菜々「プロデューサーさん、まゆちゃんに幸子ちゃんお帰りなさい♪」
モバP「ああ、ただいま」
まゆ「菜々さん、ただいまあ♪」
幸子「遅くなってすみません」
モバP「菜々、冷蔵庫空いてるかな?」
菜々「ええ、いない間にちょこっと整理して空けときましたけど」
モバP「それじゃあ、これを入れといてくれないかな」
菜々「ええ、了解です」
スーツの男性が差し出したのは何やら両手に収まるぐらいの箱。
メイド服の女性はそれを受け取ると、給湯室にある冷蔵庫に向かいました。
菜々「……あれ?」
冷蔵庫の中を見たメイド服の女性が何やら不思議そうな顔をしています。
菜々「誰か、ホイップクリームとかいちごとか冷蔵庫に入れました?」
幸子「菜々さん、ボクたちはケーキを買いに行ったんですけど……」
まゆ「まゆも知りませんよお?」
モバP「俺も知らないなあ」
菜々「むう、さっき見たときはこんなの無かったのになあ」
メイド服の女性は怪訝な様子でしたが、少しだけ端っこにそれらを寄せて箱をすっぽりと冷蔵庫の中に収めました。
菜々「それじゃあ、他の準備を終わらせちゃいましょうか」
モバP「俺は車の中に置いてある荷物を取りに行くけどどうする?」
幸子「じゃあボクが手伝いま……」
ショートカットの少女をにこやかにリボンの少女が見つめています。
しかし、その笑顔にどことなく寒気を感じるのは私だけなのでしょうか。
菜々「まゆちゃん、たまには譲ってあげるのも年長者の余裕ってやつですよ?」
まゆ「……まあ、仕方ないですねえ。それなら菜々さんのお手伝いをすることにします」
ショートカットの少女は少しほっとしたような顔をしてメイド服の女性に少しだけ頭を下げました。
そして、少し早足で事務所のドアから出ていきます。
その様子を、少し苦笑いを浮かべてスーツの男性が見ていました。
モバP「それじゃあ、俺も行ってくるよ」
そう言うと、スーツの男性もこの部屋を立ち去りました。
ドアにストッパーをかけてから、外に出ていく様子をリボンの少女は微笑みながら見つめています。
メイド服の女性はちょっと困った様子でリボンの少女に何時声をかけるべきかを迷っていました。
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