9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/06/10(月) 05:30:18.38 ID:R632hej80
……少し痛みを感じます。
リボンの少女の後をついていくようにして部屋にツインテールの少女が向かいます。
少女たちが来るのを見て、メイド服の女性と、スーツの男性、ショートカットの少女がそれぞれにっこりと笑いました。
そして。
「「「「ハッピーバースデー、晶葉(ちゃん)(さん)」」」」
四人がそう言うと、ツインテールの少女は少し照れくさそうにありがとう、と言いました。
その後に、めいめいが少女に渡すためのプレゼントを取り出しはじめます。
菜々「ナナからは、このウサミン印のポーチを進呈しましょう!」
メイド服の女性が取り出したのは桃色のうさぎが描かれたポーチでした。
ツインテールの少女は、箱からそれを取り出して大事そうに触っています。
菜々「晶葉ちゃん、細かい持ち物が多いから役に立つかなと思いまして」
晶葉「ありがとう、大切に使わせてもらうよ」
幸子「それじゃあ次はボクですね、ボクからはこれをあげましょう!」
ショートカットの少女が手に持っているのは細長い箱でした。
晶葉「これは、タンブラーか?」
ツインテールの少女が箱から取り出したものは、細かい花柄の描かれているタンブラーでした。
幸子「その通りです、この間パソコンをいじりながら紅茶を飲んでいる時に手にあててこぼしていたでしょう?」
晶葉「ああ、あったなそんな事……」
幸子「そんなときにカワイイボクが犠牲にならなくても済むように飲み口が開いていてもこぼれにくいんですよ!」
晶葉「もしかして幸子、結構根に持つタイプだったりするだろう?」
幸子「ボクは優しいですから、二度同じ過ちを繰り返さないように導いてあげるんですよ」
私は知っています。
この間事務所でショートカットの少女のノートにツインテールの少女が紅茶をぶちまけたことを。
ツインテールの少女は結構それで落ち込んでいたのです、許してあげてください。
まゆ「晶葉ちゃん、言っておくけど幸子ちゃんあの後晶葉ちゃんにちょっときつく言い過ぎたってまゆに泣きついてきたのよお?」
幸子「ま、まゆさん!」
ツインテールの少女はそう聞くと、少しだけ笑っていました。
晶葉「ありがとう、大事に使わせてもらうよ。今度はノートにこぼさないように」
ショートカットの少女は、少しだけ苦笑いを浮かべていました。
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