56: ◆K/laHoEzHc[saga]
2013/06/10(月) 18:35:56.93 ID:axl5mVCd0
「よ、よし。 曲名は俺が考えるからレッスンに戻ろう!」
「え? 折角浮かんだのに……」
このまま曲名を任せたらマズい気がするんだ……すまない
そしてレッスン再開後、千早は整えられた歌にアレンジを加えて歌い上げた。
「……うん! 物足りなさが無くなったな!」
「そうですか? なら、良かったです」
「これなら行けそうだ! 本番でも、これなら通用しそうだ」
「油断はできませんけどね。 ここまで大規模なイベントとなっては他のアイドルの方々も大物揃いでしょうし」
「それもそうだが、俺はこの歌を千早が歌えば絶対に注目されると思うんだ」
「注目……ですか。 私は自分が満足できるような歌を、歌うまでですけど」
「それでいいんだ。 千早が自分を出せばこの歌もそれと同じぐらいに輝く」
「確かに、私達の歌ですもんね。 逆に輝いてくれないと困ります」
俺にはもう不安は無い。
千早が注目される事によってどこか遠くに行ってしまう心配も無くなったんだ。
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