63: ◆K/laHoEzHc[saga]
2013/06/10(月) 18:40:50.72 ID:axl5mVCd0
「……静かにただ 見つめてた」
千早が歌い出す。
舞台袖から見える千早の姿は、いつになく輝いていた。
そして、その表情も安心したような様子だ……
「水が怖くて 尻込みしてた――」
今まで本当に水にも似たような時間を恐れてきたんだよな。
時が止まったように感じた時もあった。
「――背中押されてはやっと泳げた」
……俺も、千早も互いに背中を押しあって、ようやく泳ぐ事ができたんだ。
「まるで昨日みたいです」
今までの出来事が、昨日のように俺の頭の中に甦ってくる。
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