過去ログ - ジャン「ミカサと付き合うまでの十五日間」
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]
2013/06/11(火) 23:45:27.05 ID:HytgWZCLo
「……他にはどんなアドバイスを?」
「夜寝るときは裸のほうが良いって」
今度こそ言った覚えはない。
「そんなことはない」
「昔、俺がパンツ一丁で寝てたら布団の中に潜り込んできただろ!?」
「エレンが風邪を引くといけないと思っただけ。寝るときはちゃんと寝巻きを着るべき」
視線の端でマルコが「信じていたよ、ジャン……」と半泣きになっているのが見えた。
「……あとは?」
「母さんに言われた言葉を思い出して、相手の立場になって考えろって」
「それであの謎の女装か。……こればっかりはジャンが悪いね」
「その後は、ちゃんと好きだって伝えたほうが良いって言った。ミカサは鈍いから単にアピールしても伝わらねえって」
鈍いとは心外だ。
「エレンにだけは鈍いと言われたくない」
「なんでだよ!?」
「まあまあ……。それでジャンから好きだって告白されたのに、ミカサはジャンがエレンを好きだって勘違いしたわけだ」
黙って頷く。
「どうしてそんな勘違いを?」
返答に窮していると、クリスタが手を挙げながら「それは私のせいかも……」と言った。
「クリスタのせい?」
「その……、一時期ジャンが男色家だって噂があって、それで『エレンは誰にも渡さない』なんて言ったからてっきり……」
クリスタの言葉にアルミンが私を見る。
頷いてやると、アルミンは盛大に溜め息をついた。
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