過去ログ - サーニャ「私の白い狐な王子様」
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15:もーん ◆/Pbzx9FKd2
2013/06/12(水) 20:20:14.56 ID:PdqCUwyI0



中佐は少し黙り込み、考えを巡らしてから、また口を開いた。

「サーニャさんは、今は?」

「気絶したように、眠ってる」

「そう。今の貴女にできることは、ただサーニャさんの傍にいることだけよ」

私は中佐の厳しい目から逃げるように、目を逸らして黙り込む。

「どこまで聞けた?」

聞いたではなく、聞けたと私に問いかけた中佐には、サーニャが全部は話せないだろうと確信を持っていたからのように思えた。

そうして淡々と分析する中佐に少し苛立ちを感じたが、私はそれを抑えて問いに答えた。






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