19:もーん ◆/Pbzx9FKd2
2013/06/12(水) 20:24:14.42 ID:PdqCUwyI0
◆
そうしてその日はやってきた。
夜間哨戒のために就寝するサーニャの傍にいたいと、その日は待機だった私は部屋で何を話すでもなく、ただぼーっとしていた。
そうして部屋の静寂を破ったのは、最近任務以外で口開かなかったサーニャの方だった。
「生きてると思う?お父様と、お母様」
その言葉に、今までに無いくらいの重みを感じた。
すぐに返せる問いではないのは明白だった。
たっぷり時間を使う。
今の彼女に最良の答えは何か。
そう考えたら、やはりこの言葉しかなかった。
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