過去ログ - サーニャ「私の白い狐な王子様」
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56:もーん ◆/Pbzx9FKd2
2013/06/12(水) 22:18:58.30 ID:PdqCUwyI0



私はサーニャの言うとおりにした。

直後、頬に柔らかいものが押し当てられた感触にどきりとして、目を開けた。

サーニャは唇を私の頬に当てていた。

「サーニャ?」

目を閉じたサーニャは何も答えず、何かに集中しているようだった。

そうして感じたのは衝撃だった。

カラダ中の魔法力が、呼び起こされる。

自分のモノではない感覚に、激痛を感じて私は声が漏れそうになる。

これは私の魔法力ではない。サーニャの魔法力だった。

私のナカに、サーニャの残った魔法力が移された。






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