過去ログ - サーニャ「私の白い狐な王子様」
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72:もーん ◆/Pbzx9FKd2
2013/06/12(水) 22:46:00.64 ID:PdqCUwyI0



目に涙が溢れるほど溜まる。

ソレが頬を伝わり、サーニャの顔に落ちる。

止め処なく涙は流れる。

拭うことなく、私は更に強く強く抱きしめる。

「エイラ…」

サーニャはゆっくりと私の名前を呼ぶと、私の頭を撫でた。

わずかな力を振り絞って口を開くサーニャ。

そうして答えたサーニャの言葉は、朝日が昇り、雨が止んで、虹がかかった、その空に現れた9つのストライカーの音にかき消された。

しかし私には、はっきりとそれが聞こえた気がした。






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