過去ログ - 真奥「性欲を持て余す」
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5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/06/12(水) 20:51:37.45 ID:vLNSj/6Bo
悩んでいたのは一瞬か、数分か、数十分か。
その間俯いていた真奥が、ふと顔を上げた。
その表情は晴れやかで、だがどこか寂しげだった。

真奥(……やめよう)

そう決めて、ため息をつく。
進退のかかった戦なら、恐れず飛び込むこともしよう。
だが所詮は余興だ。何も代替手段がない訳ではない。
漆原の隙をついて、トイレででも手早く処理すれば済むことだ。

真奥(これは敗北ではない。将として、勝ち筋の見えない戦場に飛び込む愚を犯すことはない)

そう自分に言い聞かせる。

これで用件は白紙となったが、このまま帰宅する気にもなれなかった。
それなりに気合を入れて家を出てきたのだ。
せめて、何かしら他の楽しみを見つけて帰りたかった。

真奥(どうすっかな。コンビニで何か買い食いでもするか?)

思案しながら辺りを見回すと、周囲には居酒屋の類も多かった。

真奥「……そうだな、どうせ金使っちまうつもりだったし、たまには一杯飲んでくか」

酒は嫌いではなかった。
この世界に来てからバイトの歓迎会などで何度か飲んだことがある。
金のことを考えれば、スーパーで酒とつまみを買い家で飲んだほうが安上がりだが、
以前一度試したところ、芦屋が下戸だったのだ。
そして漆原は戸籍上十八歳であり、保護者として飲ませるつもりはない。
飲めない人間に囲まれて一人で飲むのも少々気が引ける。
ならば店の喧騒に包まれながらゆっくり飲むのも悪くない。
そう考え、真奥は適当に選んだ店に入った。


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