過去ログ - 雪歩「初めの一歩」
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25:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/06/13(木) 00:14:28.19 ID:NZsE6odj0
声の主は雪歩だった。

「皆さん、ごめんなさい」

「急ですが、楽曲の変更をさせてください」

会場全体がざわめきと共に驚いた表情をしている。

「たった今、私のプロデューサーが亡くなりました…即死です…。首を包丁で切りつけられました」

「私をかばって…死んだんです…」

泣きそうな、震えた声で雪歩は続けた。

「皆さんには、何も関係が無い人だと思います。」

「だけど…私は、彼が大好きでした…。この世の誰よりも…愛していました…」

「そんな彼との思い出を、一冊のノートに綴って…散りばめて…」

「歌詞を書いてみたんです…」

雪歩の瞳からは涙が溢れていた。会場には飽きが来ている者も居たが、それでも尚、雪歩は話し続ける。

「内緒で…作曲家さんに曲をつけていただいて…できた歌…」

「彼に…彼との思い出に捧げます…」

「【First Step】…」


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