過去ログ - 上条「安価で武田家に仕官する」 馬場芳郎「まあ、武田は僕だけどね」
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954: ◆Fd7GxqZupI[saga]
2013/06/25(火) 21:15:11.59 ID:xjk5HfEI0
詩菜「大抵の状況はなんとなく集まったかしら。問題は、それが何を意味するかですね」

上条「さ、さすがは母さん……」



詩菜「この那古野城は、なんでも清州方のご家老が城を預けられているらしいわね。なんでも筆頭家老なのだとか」

上条「ってことはやっぱり清州方の救援か? でもなら早馬が末森から飛ばされたんだ?」

詩菜「それがどうも、那古野は末森に通じていたということらしいのよ」

詩菜「元々内通を疑われていたようで、一度は事なきを得たらしいのですけど、やはり末森方とは繋がっていたようですね」

上条「えっ。岩倉や津島だけじゃなくて、清州方だっつー那古野も末森方だったのか!?」

詩菜「いま出陣していったのは、ここのご城主の一門の方だとか。当然、さっき出陣した末森方と合流するのでしょうね」

上条「で、そいつらはいったいどこに向かっているんだ?」

詩菜「……ここからほぼ真北、ちょうど末森と清州の間あたりにある稲生原っていう場所があるらしいのですけど」

詩菜「そこに清州方が、末森城を牽制するために砦を建設したらしいの」

詩菜「それを知った末森方がそこを抑えるために、今回軍事行動に出た、というのが真相のようだわ」

上条「つまり……れっきとした合戦、ってことじゃねーか」

詩菜「ええ。当然その砦には駐屯している清州方の兵もいるでしょうし、稲生原から清州は、末森からとそう距離も変わらないから……。今日明日には衝突する可能性が高いかしら」

上条「くそっ、あと数日あれば武田が介入することもできたっていうのに……」

詩菜「どうしようもないわよ当麻さん」

上条「……このことは岩倉城には伝わってるのかな?」

詩菜「どうかしら……距離的には清州や末森と変わらないけれど……」

上条「そっか……」

上条(まさかもう戦闘が起こっちまうとは……)

上条(前にインデックスは、合戦っていうのは一朝一夕に終わるものじゃないとは言ってたけど、あの程度の兵力で、しかもこんなに近距離の勢力がぶつかったとしたらわかんねーよな)

上条(いや、深く考えても無駄だ。一刻を争う状況なんだ。そん中で、俺がすべきことって言うのは―――)



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