過去ログ - 京介「なあ、桐乃」 桐乃「なによ」
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572: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/06/24(月) 13:07:05.68 ID:g4JR2A+e0
さて、どう言った物かね。 あいつ、すっげえ楽しみにしていたのによ。
そんな風に悩んで、電話帳から桐乃の名前を出しては消してを繰り返していたとき、携帯が鳴る。
俺は反射的に、それを取っていた。
573: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/06/24(月) 13:07:50.50 ID:g4JR2A+e0
「ひひっ。 焦らさないでよ〜。 早く見たいんですケド!」
朝っぱらから元気な奴だな。 こいつ、休みだからって寝てないんじゃないのか?
……まあ、言わなきゃいけねえよな、さすがに。
574: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/06/24(月) 13:08:17.89 ID:g4JR2A+e0
「……」
少しの沈黙の後、先程までの元気の良さは桐乃から消えていて、電話の向こう側で落ち込んでいるのが俺にも伝わった。
「そっか。 ダメだったかぁ……」
575: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/06/24(月) 13:08:51.25 ID:g4JR2A+e0
京介「……桐乃」
そしてその時俺がどう思って、どうしたいのかなんてのは、もう分かりきっている事だった。
京介「桐乃、もうちょっと待っててくれ」
576: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/06/24(月) 13:10:07.13 ID:g4JR2A+e0
京介「始まる時間って、その場所によっても違うんだろ? なら、まだ諦めるのははえーだろ」
「……でも」
京介「お前は!」
577: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/06/24(月) 13:10:34.53 ID:g4JR2A+e0
よっし。 待ってろよ、メルルステッキ! 俺が必ずゲットしてやる!
そう意気込み、まずは駅へと向かう。
時間はたっぷりとあるんだ。 俺は諦めねえぞ。 何より、あいつと約束したからな。
578: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/06/24(月) 13:11:00.92 ID:g4JR2A+e0
京介「ちっくしょー!」
今現在は秋葉原。 お馴染みのメイドカフェで休憩中。
京介「……ええっと。 回って無いのは後どこだ?」
579: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/06/24(月) 13:11:27.99 ID:g4JR2A+e0
京介「まだ結構あるな。 一つくらい残ってれば良いんだが……」
……よし、もう少しだけ休んだら、また探しに行こう。
そう思い、コーヒーを飲む。
580: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/06/24(月) 13:12:11.20 ID:g4JR2A+e0
後ろを振り向くと、そこにはぐるぐる眼鏡のいかにもな格好の桐乃の友達でもあり、俺の友達でもある沙織が居た。
京介「沙織か! 偶然じゃねえか!」
この状況で沙織に会えたのは正直言って助かった……こいつなら、その辺の事情に詳しそうだしな。
581: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/06/24(月) 13:12:57.43 ID:g4JR2A+e0
沙織「ふむ。 なるほどなるほど。 きりりん氏関係でござるな」
京介「ま、そんな所だ」
沙織はさぞ愉快そうに笑い、俺の正面へと腰を掛ける。
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