過去ログ - 京介「なあ、桐乃」 桐乃「なによ」
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584: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/06/24(月) 13:15:13.95 ID:g4JR2A+e0
この手の情報は、沙織の方が桐乃よりも数倍詳しそうではあるし、そういう事ならあのファンの数は納得が出来る。 思い返してみても、やっぱり穴場って感じでは無かったしな。

京介「んで、折り入って相談なんだが……今からでも、A賞のステッキがありそうなところってあるか? こっちで何件も回ってるんだけどさ、中々見つからないんだよ」

沙織「ふむ。 あるにはあるのですが……その前に、京介氏に少しお願いしたい事があるのですよ。 よろしいか?」
以下略



585: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/06/24(月) 13:15:39.64 ID:g4JR2A+e0
京介「で、このアルバイトね……」

俺の隣では眼鏡を外し、メイド服を着た沙織が恥ずかしそうにしている。

メイド喫茶の客引きアルバイト。 それが、俺に沙織が出した条件であった。
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586: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/06/24(月) 13:16:10.99 ID:g4JR2A+e0
沙織「うちの会社系列でして。 断ることも出来たんですけど、わたくしって恥ずかしがり屋ですので……それを克服、したいんですの」

なるほどねぇ。 こいつもこいつで、頑張っているんだな。

ちなみに言っておくが、俺はメイド服を着ている訳じゃないぞ? とは言っても私服の男がメイド服を着ている女の横に立っているとあれなので、今現在は執事っぽい格好をしているが。
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587: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/06/24(月) 13:17:10.36 ID:g4JR2A+e0
言われ、辺りを見回す。

ああ、確かにここだとあの時と比べ物にならない程に人がいるよな。

京介「……ま、俺に協力できる事ならやってやるよ。 今日の事に限らずさ。 気軽に言ってくれ」
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588: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/06/24(月) 13:18:15.11 ID:g4JR2A+e0
その後、数時間のアルバイトを終え、俺と沙織は再びメイド喫茶で打ち合わせ。

京介「お疲れさん。 どうだった?」

正面に座る沙織に声を掛けると、既にいつもの格好。 つまりはぐるぐる眼鏡にオタファッションの格好だ。
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589: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/06/24(月) 13:18:42.42 ID:g4JR2A+e0
俺から見たら、消極的なおどおどメイドさんが必死になっている姿は惹かれる物があったけどな。 そこら辺歩いている人らも同じ感想なんじゃねえかな? 事実、盛況っぽかったし。

ま、そう言ってくれるなら嬉しいよ。

京介「そうか。 んじゃあその時は声掛けてくれよ。 俺も結構楽しかったからさ」
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590: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/06/24(月) 13:19:09.58 ID:g4JR2A+e0
京介「……ほ、ほう。 本当か?」

沙織「おやおや、嬉しそうな顔ですな」

京介「ま、まあな。 褒められて嬉しくない奴はいねえと思うぞ」
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591: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/06/24(月) 13:19:39.40 ID:g4JR2A+e0
京介「……せめて、撮る前に声掛けてくれよ。 なんも決まってねえだろ、それじゃ」

沙織「いえいえ。 人間、自然な姿が一番ですぞ?」

言いながら、沙織は先程撮った写真を俺に見せる。
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592: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/06/24(月) 13:20:08.03 ID:g4JR2A+e0
京介「一番くじの件なんだけど」

沙織「……はて。 なんの事ですかな?」

京介「おい?」
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593: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/06/24(月) 13:20:35.65 ID:g4JR2A+e0
京介「……そりゃ、まあな」

沙織「ふふふ。 約束は忘れていませんよ。 付いて来てください」

沙織はそう言うと、席を立ち上がりすたすたと歩き始める。 が、何かを思い出したのか、俺の方に振り返り、口を開いた。
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