過去ログ - 京介「なあ、桐乃」 桐乃「なによ」
1- 20
589: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/06/24(月) 13:18:42.42 ID:g4JR2A+e0
俺から見たら、消極的なおどおどメイドさんが必死になっている姿は惹かれる物があったけどな。 そこら辺歩いている人らも同じ感想なんじゃねえかな? 事実、盛況っぽかったし。

ま、そう言ってくれるなら嬉しいよ。

京介「そうか。 んじゃあその時は声掛けてくれよ。 俺も結構楽しかったからさ」
以下略



590: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/06/24(月) 13:19:09.58 ID:g4JR2A+e0
京介「……ほ、ほう。 本当か?」

沙織「おやおや、嬉しそうな顔ですな」

京介「ま、まあな。 褒められて嬉しくない奴はいねえと思うぞ」
以下略



591: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/06/24(月) 13:19:39.40 ID:g4JR2A+e0
京介「……せめて、撮る前に声掛けてくれよ。 なんも決まってねえだろ、それじゃ」

沙織「いえいえ。 人間、自然な姿が一番ですぞ?」

言いながら、沙織は先程撮った写真を俺に見せる。
以下略



592: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/06/24(月) 13:20:08.03 ID:g4JR2A+e0
京介「一番くじの件なんだけど」

沙織「……はて。 なんの事ですかな?」

京介「おい?」
以下略



593: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/06/24(月) 13:20:35.65 ID:g4JR2A+e0
京介「……そりゃ、まあな」

沙織「ふふふ。 約束は忘れていませんよ。 付いて来てください」

沙織はそう言うと、席を立ち上がりすたすたと歩き始める。 が、何かを思い出したのか、俺の方に振り返り、口を開いた。
以下略



594: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/06/24(月) 13:21:12.82 ID:g4JR2A+e0
着替え終え、沙織に案内された場所は、いつか乗った事があるマスケラのワゴンだった。

京介「えっと……? 車で移動すんの?」

沙織「まさか。 そうでは無くてですね」
以下略



595: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/06/24(月) 13:21:38.46 ID:g4JR2A+e0
京介「お前、これ……」

沙織「遠慮なさらないでください。 本日お手伝い頂いた分の、ささやかなお礼ですので」

京介「けど、これってすげえレア品なんだろ? 悪いだろ、さすがに」
以下略



596: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/06/24(月) 13:22:05.66 ID:g4JR2A+e0
京介「でも、なんか悪いな……」

沙織「京介さん。 わたくし、今日の事は本当に感謝しているんですよ? 一人だと、絶対にうまくは出来ませんでした」

沙織「ですので、受け取ってください。 きりりんさんの為にも、持って行ってあげてください」
以下略



597: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/06/24(月) 13:22:38.44 ID:g4JR2A+e0
こうして、俺がメルルのステッキをゲットしたのが夕方の六時頃だった。

実に十八時間探し続け、ようやく手に入れたそれは、確かな重みのある物で、思わずにやけてしまう。

そんな感覚に襲われている所、急にパシャリとの音が聞こえてきた。
以下略



598: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/06/24(月) 13:23:07.68 ID:g4JR2A+e0
夜の七時頃、ようやく俺は地元へと辿り着く。

メルルのステッキをそのまま持ち歩く訳にはさすがにいかないので、でかい袋で隠しながらの帰り道だ。

桐乃には一応、何とかゲットできたとの報告をメールでしておいたのだが、返事は返ってきていない。
以下略



599: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/06/24(月) 13:23:39.23 ID:g4JR2A+e0
その時、視界が少しだけぶれて、鍵を取り落としてしまった。

京介「……やべ。 すっげえ疲れた」

夜中からずっと動きっぱなしだったので、もうかなりふらふらである。 汗が気持ち悪いので風呂にとっとと入って寝よう。 飯は……今日は良いか。
以下略



1002Res/359.54 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice