過去ログ - 京介「なあ、桐乃」 桐乃「なによ」
1- 20
597: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/06/24(月) 13:22:38.44 ID:g4JR2A+e0
こうして、俺がメルルのステッキをゲットしたのが夕方の六時頃だった。

実に十八時間探し続け、ようやく手に入れたそれは、確かな重みのある物で、思わずにやけてしまう。

そんな感覚に襲われている所、急にパシャリとの音が聞こえてきた。
以下略



598: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/06/24(月) 13:23:07.68 ID:g4JR2A+e0
夜の七時頃、ようやく俺は地元へと辿り着く。

メルルのステッキをそのまま持ち歩く訳にはさすがにいかないので、でかい袋で隠しながらの帰り道だ。

桐乃には一応、何とかゲットできたとの報告をメールでしておいたのだが、返事は返ってきていない。
以下略



599: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/06/24(月) 13:23:39.23 ID:g4JR2A+e0
その時、視界が少しだけぶれて、鍵を取り落としてしまった。

京介「……やべ。 すっげえ疲れた」

夜中からずっと動きっぱなしだったので、もうかなりふらふらである。 汗が気持ち悪いので風呂にとっとと入って寝よう。 飯は……今日は良いか。
以下略



600: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/06/24(月) 13:24:07.74 ID:g4JR2A+e0
「お! 帰ってきたきた! 待っててね、今開けるから」

……何で桐乃の声が中からするんですかね。

俺はもう考えるのも面倒になり、素直にドアを一旦戻す。
以下略



601: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/06/24(月) 13:24:35.06 ID:g4JR2A+e0
はは、すっげえ嬉しそうな顔だ。

京介「おう。 しっかりゲットしたぜ」

そういって、桐乃にそれを見せる。
以下略



602: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/06/24(月) 13:25:01.49 ID:g4JR2A+e0
京介「一応言っとくけど、それは沙織がくれた物だからな。 後でお礼言っとけよ?」

桐乃「うん。 分かってるって」

桐乃は俺の方を見ず、そりゃあもう嬉しそうにステッキを眺めている。
以下略



603: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/06/24(月) 13:25:29.35 ID:g4JR2A+e0
そんな事を思いながら、居間まで歩き、座り込む。

桐乃「なーにしてんの。 お風呂作っといたから、入っちゃいなよ」

京介「……なんだ、気が効くじゃねえか」
以下略



604: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/06/24(月) 13:26:17.98 ID:g4JR2A+e0
んで、風呂にゆっくりと浸かり、再び居間。

京介「ふう。 あ、つうかさ、桐乃」

桐乃「んー?」
以下略



605: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/06/24(月) 13:26:48.08 ID:g4JR2A+e0
桐乃「ダメ?」

京介「……別に良いけど」

桐乃「ひひ。 なら良いじゃん?」
以下略



606: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/06/24(月) 13:27:19.71 ID:g4JR2A+e0
俺はそれを見て、ある事を思い出した。 そうか、これが沙織の言っていたやつなのかもしれない。

テーブルの上に置いてあった携帯を取り、桐乃に向けて。

カシャリ。
以下略



607: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/06/24(月) 13:27:45.25 ID:g4JR2A+e0
桐乃「あんた……写真撮るならせめてひと言断ってからにしてくれない!?」

京介「はは。 沙織曰く、自然な表情が一番良いらしいぜ?」

そう言いながら、俺は今撮ったばかりの写真を表示させる。
以下略



1002Res/359.54 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice